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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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寒いのなんの
今年の冬将軍はなかなか根性が据わっている。昨年末以来寒い日の間にほっとする暖かい日がないのがこたえる。あと数日はこんな天気が続くらしい。日曜日は久々の晴天の休日だったが、冷たい北風が吹いて手が痛くなるような寒さだった。でも半日歩き回って5,6月に期待できそうな場所はみつかった。10,000歩歩いても虫の写真は撮れなかったなかで、ほんの少しだけ春を感じさせてくれたホトケノザ。

そんなわけで去年9月の東北の写真から。見るも無残な蝶が飛んできて松の幹にとまった。
一瞬これは何だろうと思うようなメスグロヒョウモンのメスだった。様子がおかしいので横に廻ってみると腹部を曲げている。
産卵だった。正確に言うと産卵しようとしている、あるいは産卵しているつもりの場面だった。というのはこのあといくら目を近づけて捜しても卵は見つからなかったからだ。こんな体になっても子孫を残そうとする姿は「年齢を理由に頑張ることをやめてはいけない」と言っているようだった。すぐ近くでは対照的にピカピカのシータテハ秋型が飛び回っていた。恐ろしく敏感で300mmでも手が出なかったが、トイレの壁にとまったときだけはすっかり落ち着いていた。
なぜか触角の1本を下に曲げている。ここで越冬するのかもしれない。
近くの沼にいたキトンボ。
関東では飛翔以外にはほとんど岩にとまったところしか撮れず、緑の葉にとまったところは初めて撮れた。
このリスアカネのペアーは産卵途中で草の中で飛び上がれなくなってしまったので、引き上げて手にとまらせて撮ったもの。
連結の手乗りは珍しい(笑)。
今日からは12日間連続の仕事なので次の更新はだいぶ先になりそうだ。
Top▲ | # by dragonbutter | 2012-01-30 22:57 | チョウとトンボ | Trackback | Comments(1)
気の早いオス
金、土は仕事で神戸だった。雨が降って肌寒かった。

日曜の東京も似たような天気で、寒いし、疲れもたまっているのでフィールド散策はお休み。去年7月の画像から。何人も既に素晴らしい写真を掲載されているので今更だけれど。
閉鎖されたキャンプ場の一角でキタキチョウが集まっているのが遠くから見えたので近寄ってみた。羽化殻の隣で交尾中のカップル。
きっと羽化直後に結ばれたのだろう。羽化の瞬間から撮りたかったな。下のオスがさかんに邪魔してメスを横取りしようとしていた。葉が食べつくされたネムノキの幼木の枝に蛹が並んでいた。
黄色く色づいて羽化が近いようだ。オスが何匹も集まっている。
既にメスの蛹からフェロモンでも出ているのだろうか。原色日本蝶類生態図鑑(保育社)によると、こういった行動は成体形成が完了していない蛹に対しても行われるという。また9月下旬から10月上旬によく見られ、夏型♂×秋型♀の組み合わせが出来ると言うが、私はツマグロキチョウでその組み合わせを9月に観察している。
中にはもう腹部を曲げてやる気満々のオスもいる。
いくらなんでも気が早いぞ。他のオスが飛び去った後、1匹がこうしてじっと静かにメスの羽化を待っていた。
私はここで別の場所に移動したが、maximiechanさんが10月に決定的瞬間を撮影されている。
Top▲ | # by dragonbutter | 2012-01-22 18:51 | チョウ | Trackback | Comments(2)
厳冬の渓谷
今日は多摩の渓流に行った。ムカシトンボのヤゴが目的だ。もっと言えば春に成虫がたくさん飛びそうな沢探しかな。
去年羽化前ヤゴの上陸を目撃したあたりは、それ以外の個体が見つからず、個体数が少なそうだったので、今日はもう少し上流の枝沢に行くことにする。車を止めてザックを背負おうとしたらひらひら飛ぶものがいる。一見テングチョウみたいだが真冬なのでフユシャクの仲間かな、と思って近寄るとなんと直感どおりテングチョウが開翅していた。
1月中旬の厳冬期にテングとはびっくりした。もっとも真冬に林道を歩くことなどめったになかったから知らなかっただけで、実際には晴れれば寒中でも飛ぶのかもしれない。それにしても摂氏4℃だよ。
沢に入っていよいよムカシ探し。まだ上陸ヤゴしか見たことがないので、どんな所にいるのかよくわからない。図鑑等の記述を基に、石をどかして下流からすくってみる。1時間あまりがんばったが採れたものはミルンヤンマとカワトンボのヤゴだけ。
この後どうしようか迷ったけど、車に戻ってコンビニおにぎりを食べたら少し元気が出たので、更に上流に車を進めて適当なところで沢に下りて枝沢を登った。ここまで来ると更に気温が低く、林道に染み出た水がツルツルに凍っており、沢にも氷が出始める。
またミルンか、なんて愚痴りながらしばらく沢を登ると網に黒っぽいヤゴが入った。上から見ると小判の様な形、ムカシトンボのヤゴだ。
やっと見つけた。続いてもう1匹墨のように真っ黒のヤゴをゲット。
こちらは翅芽が伸びてきているが、去年見た上陸ヤゴよりはまだ小さいので、今年成虫になるかは私にはわからない。
水から出して横から見るとこんな感じ。
腹部が少し湾曲しているのは石にうまく貼りつくためだと言う。ムカシトンボもコシボソヤンマみたいに反り返ったりはしないものの、死んだふりは徹底していた。結局この2匹だけだったが満足。川底から見つけたのは初体験なので、この沢の個体数の多少は判断できない。密度が高いと1回石をどかすと2-3匹採れることがあると言うが、一方で、初心者でも2匹採れたということは数が多いのかも。雲も増えてきたし、こんな所で滑って動けなくなったら春まで発見されそうもないので(笑)ヤゴをリリースして帰ることにした。明日はまた腰が痛くなりそうだ。
ところでムカシトンボは世界でもヒマラヤと日本に2種類だけいる貴重なトンボとして知られていたが、去年中国の黒竜江省で3種目が発見され、トンボ界ではビッグニュースとなった。
Top▲ | # by dragonbutter | 2012-01-14 23:54 | チョウとトンボ | Trackback | Comments(10)
初フィールド
7日はフィールドの初散策。先日改造したレンズを持って未だ見ぬウラゴマダラシジミの卵を捜しに行く。蝶はたくさん飛んでいたのでイボタの木に卵もたくさんあるはずなのだが・・・なかなか見つからない。眼鏡をとって捜していたとき一塊だけ見つけた。
古そうなのでもしかしたら去年の卵ではないかもしれない。この日は北風が時々ゴーッと音をたてて林を吹き抜け、揺れる枝に産み付けられた卵を撮るのは苦労した。このレンズは被写界深度が極端に浅いので思いっきり絞り込みたいのだが、そうするとシャッタースピードが遅くなり、ストロボ必須となる。しかし被写体との距離が短いので、光がレンズの影となって届かない。リングライトがないのでディフーザーを手作りしたが、へまなことに携帯するのを忘れた。仕方なくこの日は光をポケットティッシュに反射させて撮った(笑)。ピントは完璧ではないがこの状況では致し方ないかも。
これ以上捜すのは止めて次のポイントへ。そこでその他の平地ゼフの卵を捜したが見つけることは出来なかった。枝にシャクガ?の幼虫が付いていた。
通常の100mmマクロで撮ったもの。次が改造マクロの望遠端。苦手の方にはすみませんが、それをトリミング(等倍までは拡大してありません)。
ゼフの卵はダメだったが、エノキの根元にオオムラサキの幼虫が越冬していた。
いつも感じることたが、オオムラサキの越冬幼虫は思った以上に小さい!せっかくなのでこのレンズでかわいい顔を撮らせてもらった。

日光浴をするハナアブ。
とても小さなハナアブだったが、等倍切り出しをすると個眼がしっかり写っていた。

確かに撮影対象によっては威力を発揮するレンズだが、1年通じて持ち歩くか?と聞かれるとちょっと微妙かな。結局これで撮りたい対象にどれくらい会えるかということか。冬のうちにもう少し使ってみようと思う。
Top▲ | # by dragonbutter | 2012-01-09 22:52 | チョウ | Trackback | Comments(10)
新年早々外しちゃいました
正月休みは富山の家内の実家に帰っていた。行きの上信越道は妙高付近で少し吹雪いたが、全体的に天候は比較的穏やかだった。写真は家内が助手席から携帯で撮った雪道。最近の携帯は侮れない。
近所の池に白鳥を見に行った。
大晦日の夕方短時間立山連峰が望めた(写真は射水市から300mmで撮った剣岳、どこから見ても格好いい)。
元旦の帰路は安房トンネル越え。上高地に通ずる釜トンネルはもちろん閉鎖されており、下山の登山者をタクシーが待っていた。
幸い雪は少なめだった。
さて、残りの休みはカメラいじり。昨年はブログ仲間や友人の多くの方がレンズを改造されて「ウルトラマクロレンズ」を作られていた。私も刺激されてトライしてみた。
手許にPENTAX-F 35-80mm F4-5.6なるズームレンズがころがっている。大昔PENTAX MZ-5というフィルム1眼を買ったとき、キットとして付いていたやつだ。小さくて軽いので山登りで重宝したが、今ではほとんど持ち出したことがない。することは、いわゆる前玉外しという技である。但しこれはどんなレンズでもうまくいくとは限らないようだ。ネットでもこのレンズから作ったという記事がないのでうまくいく保証はなかったが、これなら失敗しても後悔はない。虫林さんの記事に倣ってカメラオープナーというレンズ解体用のデバイスを購入。適当に壊すのなら要らないかもしれないが、せっかくだからきれいに作りたいし、できればまた組み立てられる状態で解体したい。
1は適当にいじっていたらすぐ外れた(ちょっとだけ欠けたけど)。2+3はカメラオープナーで楽勝。4はゴムなので手で外した。5(前玉)は数分格闘して最後は何だかわからないうちにパコっと外れた。思ったより簡単だった。最後にもう一度フィルターを取り付けて完成。
物差しを写して計算すると、マクロレンズの拡大が等倍なのでこの「ウルトラマクロレンズ」は広角端で0.73倍、望遠端で1.68倍であった。これに1.4Xのテレコンをつけると最大2.35倍となった。
さて、肝心の写りは・・。次回掲載します。
Top▲ | # by dragonbutter | 2012-01-07 19:05 | | Trackback | Comments(4)
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