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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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雨の土曜日
今日は一日荒れ模様の天気だったので(笑)職場で仕事。明日は所用でフィールドには行けない。
というわけで、3月に西表で撮ったあまりよくない写真でお茶を濁しておきます。そういえば天気といい気温といい、3月に行った西表島は正に今日の東京のようだった。だから蝶もほとんど飛ばなかったが、寒いため動きが緩慢で近づけた場面もあった。
そんな例がベニモンアゲハ。
雨の土曜日_e0167571_225547.jpg
私は胴体がこれほど美しい蝶はいないと思うが、気持ち悪いと思うかどうかは趣味の問題。本人(本蝶?)は「僕は毒をもっているんだよ」といいたいのだろうから、気持ち悪いと思ってほしいんだろうね。
マサキウラナミジャノメの翅表をオスメスで並べるとだいぶ色が違う。
雨の土曜日_e0167571_2253364.jpg
雨の土曜日_e0167571_225471.jpg
オスの暗色部は性標というものらしい。性標というのは香鱗により構成され、そこにはメスを刺激する物質が含まれているらしい。このメスを追っていたら草むらの中に入り込んだ。腹部を曲げて産卵体勢に入っているようだ。
雨の土曜日_e0167571_2261236.jpg
でもどうみても枯れ草に産卵しようとしている。おかしいと思ったが、原色日本蝶類生態図鑑で調べると食草以外に産卵することが多いようである。
最後はこれ。
雨の土曜日_e0167571_2274471.jpg
沖縄に行くとイチモンジセセリやチャバネセセリに似たセセリチョウが何種類かいてとても面倒だ。沖縄の蝶に詳しくなく採集もしない私は、とにかくいろんな角度から写真を撮っておいてあとで検討するしかない。
雨の土曜日_e0167571_228918.jpg
後翅裏面の白点は3個で「く」の字型の配列をしている点と、拡大してわかる前翅の白斑からユウレイセセリと判断したが違っていたら教えてください。「ユウレイ」とは「不明瞭な翅の模様から(保育社標準原色図鑑全集)」、「長い間このセセリの学名が不明だったから」、「暗いところに出没し、正体不明で幽霊のようだから」など諸説あるようだが、こればかりは命名者に聞いてみないとわからないだろう。いずれにしてもかわいそうな名前を付けられたものだ。
東日本大震災から40日以上が経った。地震と大津波、そして原子力発電所の被災による放射能が多くの人たちを苦しめている。しかし被害は家畜、ペットにも及んでいるはずだし、被災地の豊かな自然にも大きな影響を及ぼしているはずだ。私は今年こそ福島県浜通りの2箇所にトンボの撮影に行きたいと思っていたが叶わなくなった。1つは有名なヤンマ類の産地。ここは津波で壊滅的な影響を受けているようだ。もう1箇所のグンバイトンボの産地は津波の影響に加えて、発電所のすぐ傍のため近付くことすら出来なくなってしまった。豊かな自然が少しでも早く戻りますように。
Top▲ | by dragonbutter | 2011-04-23 22:11 | チョウ | Comments(8)
Commented by himeoo27 at 2011-04-24 07:26
八重山諸島には色々珍しい蝶が多いのですね!
ユウレイセセリの記事楽しく拝見しました。
Commented by yoda-1 at 2011-04-24 17:09
やはり、ベニモンの腹部の色はどくどくしい警戒色ですね。
ジャコウアゲハ並に、人を見ても逃げないのでしょうか?
マサキ♂表画像は、是非「保全協会・図鑑プロジェクト」にご投稿ください。
素晴らしいです。
Commented by banyan10 at 2011-04-24 20:52
マサキウラナミジャノメの雄は本当に新鮮な個体で奇麗ですね。
それをしっかり写す技術も素晴らしいと思います。
Commented by dragonbutter at 2011-04-24 22:25
himeooさん、コメントありがとうございます。
本当はもっともっと撮りたかったのですが天気が悪すぎました。
いずれ再訪したいな。
Commented by dragonbutter at 2011-04-24 22:29
yodaさん、コメントありがとうございます。
ベニモンの腹部は本当に凄い色をしていました。
そのあとでマサキをみると何となくほっとします。
Commented by dragonbutter at 2011-04-24 22:32
banyanさん、コメントありがとうございます。
マサキはいろんな鮮度の個体がみられました。
気温が低かったのでこのように近づけたのだと思います。
Commented by maximiechan at 2011-04-28 05:22
1987年8月初めて八重山に行ってその美しさに魅せられたのがベニモンアゲハでした。確かに見方によれば毒々しいですが、初めての亜熱帯の自然の中でちょっと忙しなく飛ぶ鮮やかなこのアゲハは私に強烈な印象を与えました。春は3月下旬、デイゴ(今は害虫の影響ですっかり数を減らしてしまった)が咲き誇る頃、センダンも薄紫の小さな花を樹上に咲かす。そこにこのベニモンアゲハが多数やってきて吸蜜している様にはうっとりしてしまいました。川平の民宿の2階からそれを見下ろすことができるのです。
Commented by dragonbutter at 2011-04-28 23:34
maximiechanさん、コメントありがとうございます。
3月下旬でも天気に恵まれればそのような光景を見ることができるのですね。
また行ってみたいという気持ちがさらに膨らんでしまいました。
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