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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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九州のトンボ(その2)
キュウシュウトゲオトンボは最近ヤクシマトゲオトンボと同じ種類となり、名前は後者で統一されてしまった。やはり呼び名は分布の広いキュウシュウトゲオトンボにしてほしかったな。先日里山自然観察のKさんからこのトンボの写真を送っていただき、私も何とかして撮りたいものだと思っていた。訪れたのは古い記録のある渓谷。注意深く探しながら滑りやすい遊歩道を進むが見つからない。短い遊歩道はすぐに滝にたどり着きそこで終わってしまった。
九州のトンボ(その2)_e0167571_06715.jpg
やっぱりだめかと諦めかけたとき水が滴り落ちる図鑑で記載されている通りの環境でちょこんととまっているのをようやく見つけた。
九州のトンボ(その2)_e0167571_06305.jpg
九州のトンボ(その2)_e0167571_064479.jpg
九州のトンボ(その2)_e0167571_065677.jpg
朱色の顔と肢が目立つ。滝に見向きもせず暗い斜面を撮っている姿をハイカーはどう見たであろう(笑)。
九州のトンボ(その2)_e0167571_085022.jpg
このトンボは今まで見た中でいちばん鈍感なトンボだった。鈍感なばかりか人懐こくて、私のシャツなんかにとまった。
ここまで全て1回でクリアできたが、残った1種は見たかった最初の池では見つからなかった。ここにもいたベニイトトンボは九州ではごく普通種のようだ。
九州のトンボ(その2)_e0167571_0122236.jpg
時間がないのでしつこく探すのはやめて移動した。次に行った所は人工的なとても小さな池で、モノサシトンボとアオモンイトトンボくらいしか見つからない。飛行機の時間も迫ってきて諦めようと思ったとき、池の脇で大きな褐色のトンボが飛んだ。産卵にやってきたマルタンヤンマだった。これは残念ながら撮れなかったが、このトンボのおかげで池の近くにとても小さな溝のような水路があることがわかった。ここに見たかったコフキヒメイトトンボがいた。
九州のトンボ(その2)_e0167571_0124850.jpg
とにかく小さい!モートンイトトンボを更に小さくしたイトトンボ。マクロレンズで等倍撮影してもこんな大きさだ。このトンボは南方系のトンボであるが、前回紹介したトンボとは逆に分布が後退しているらしい。山口県では見られなくなり、九州北部でも減少しているとか。ここは今では分布の北限に近いはずだ。
このトンボは性と成熟度により様々な色を呈する小さくてもおしゃれなトンボ。上の写真は成熟して胸に粉をふいたオス(これが名前の由来)。今にも雨が降り出しそうな暗い水路でこの白がよく目立つ。未熟なうちは腹部の先端近くがオレンジ色をしている。
九州のトンボ(その2)_e0167571_0131817.jpg
これはその中間の個体。
九州のトンボ(その2)_e0167571_0133122.jpg

メスは未熟なうちは真っ赤な色をしている。
九州のトンボ(その2)_e0167571_0134336.jpg
成熟するに従い赤い色は退色していく。
九州のトンボ(その2)_e0167571_0135744.jpg
成熟メスは撮れていなかったようだ。
初撮影の5種は全て別々のポイントで撮ったもの。アウェイの地で5安打できたのは幸運としか言いようがない。九州は小倉と福岡は仕事で何度か行ったことがあるが、今回は自然の中を歩き回れて楽しかった。
Top▲ | by dragonbutter | 2013-08-02 00:21 | トンボ | Comments(8)
Commented by yoda-1 at 2013-08-02 12:45
九州のトンボ初見成果、多大であったですね。
おめでとうございます。
しかし、なんとも原色の色合いも増えてきて、南方になってくるのですね。
モートンより小さい、コフキヒメイトトンボはなんとも魅力的に映ります。昔はYODA故郷にもいたとは、いなくなって残念であります。
Commented by dragonbutter at 2013-08-02 22:31
yodaさん、こんばんは。
yodaさんは山口(下関でしたっけ)のご出身でしたね。
南方系のトンボの多くは北進傾向がある中でコフキヒメイトが北から退潮傾向にあるのは不思議です。
Commented by himeoo27 at 2013-08-04 16:18
ヤクシマトゲオトンボのドアップ愛らしいですね!
これだけ成熟により色が変化するとコフキヒメイトトンボは
私の目には別種が沢山いるように感じます(笑)。
Commented by 虫林 at 2013-08-05 06:12 x
九州のトンボを堪能されたみたいですね。
キュウシュウトゲオトンボはなかなか渋い色で格調がたかいです。
コフキヒメはモートンよりも小さいとなると見つけるのが大変そうです。
Commented by dragonbutter at 2013-08-05 22:50
himeooさん、こんばんは。
仰るようにコフキヒメイトは1種類で5度楽しめるイトトンボです(笑)。
Commented by dragonbutter at 2013-08-05 22:53
虫林さん、コメントありがとうございます。
キュウシュウトゲオトンボ以外は沖縄に行けば必ず見られる種類でしょうが、初見はうれしいものです。
コフキヒメイトは本当に小さいですよ。
最初の1匹は嫁が見つけてくれました。
Commented by Akakokko at 2013-08-09 00:42 x
トンボも奇麗な種類が多くて、撮り甲斐がありますね。
イトトンボは可愛くて大好きです。
まだ数種類しか見たことないので、たくさん見て見たいです。
Commented by dragonbutter at 2013-08-09 23:50
Akakokkoさん、こんばんは。
イトトンボは成熟するにつれて色が変わったりして楽しいです。
近づくのが大変なときもありますが、是非撮影してください。
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