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by Animal Skin |
私が初めて南西諸島に行ったのはもう三十数年も前のこと、まだ学生だった頃。出入りしていた研究室にハブの駆除の研究をされている先生がいて、夏休みに学生3人がお手伝いで奄美に渡った。少し旅費も出して頂いた。しかしそのうち2人は蝶キチだったのでハブよりも蝶の採集や撮影が本当の目的だった。貧乏学生だったのでもちろんフェリーで渡った。島に上陸したとたん、あたりを飛び交うカバマダラを見て、南の島に来たことを実感した。
それから何年後だろうか、大学時代の親友(正確にはちょっとだけ先輩)のSHさんが研究者として奄美大島に渡った。「絶対遊びに行くから」と言いながら果たせないまま二十年以上が経った。SHさんもいつまで奄美に住むかわからないし、今年こそはと決心した。天候に恵まれず、特に蝶の撮影は不作だったが、トンボはなんとか合格点の成果があった。 レンタカーで空港を出発するころは激しい雨だった。その後も雨が降ったり止んだりで、この日は全く太陽が覗かなかった。今年は完全に雨男になってしまったようだ。龍郷町で最初に車を降りて集落の周りを歩いてみる。アカボシゴマダラが高いところを飛ぶがとても撮れない。まだ眼が奄美の蝶に慣れないのでシジミがとまると片っ端から近づいてみるが、ほとんどクマソでうんざり。 厚い雲を背景に飛ぶナガサキアゲハやベニトンボを撮りながら名瀬に向かう。 SHさんの住む瀬戸内町に行く途中で赤い花にツマベニチョウが集まっている場所を発見し急きょ撮影。次々とツマベニが飛来し、比較的長時間花にとまってくれる良好なツマベニポイントだった。 瀬戸内町への国道は土砂崩れで通行止め。細い迂回路で入った。SHさんの職場で研究用に飼っているハブを箱から出して撮らせていただいた。 夜はSHさんとの久しぶりの再会に夜遅くまで話が弾んだ。2件はしごして島の焼酎を飲みすぎたようだ。 Top▲ |
by dragonbutter
| 2014-07-02 23:13
| チョウとトンボ
|
Comments(4)
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maximiechan at 2014-07-03 06:22
ツマベニチョウの素晴らしい絵が撮れましたね。
蜻蛉については充実していたようで、今後が楽しみです。 私はミレニアム前後にダイビング目的で何回か奄美大島に行っているので、 出てきた地名も懐かしいです。
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e-mihi0216 at 2014-07-03 10:33
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dragonbutter at 2014-07-03 23:01
e-mihiさん、コメントありがとうございます。
ベニトンボは九州でも出会っていますが南国ムード満点のトンボです。
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dragonbutter at 2014-07-04 06:48
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