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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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梅雨空の奄美探訪 3,4日目
3日目。やはり朝から雨。今日から単独行動だ。天気が悪くてもどうしても見ておきたいトンボポイントがあった。名瀬から1時間足らずで山道に入る。ここが島とは思えない深山の趣のなか登っていく。目的地の池の周りで雨中の散策を開始する。ふと気が付くと足元にたくさんの小さなコフキヒメイトトンボがとまっていた。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_1094510.jpg
さらに歩くとコシブトトンボを見つけた。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_1010174.jpg
小エビのような愛嬌ある形のとても小さなトンボだ。奄美が北限である。
ここで雨がますます激しくなり車に避難する。奄美北部には大雨洪水注意報がでている。車の中でラジオの音と共に無為に時間が過ぎていく。
正午を回ったころ空が少し明るくなり気温も上がってきた。雨がやむと一斉にトンボが飛び始めた。大本命で日本中でここにしかいないハネナガチョウトンボを探す。少し広く水面が広がる場所があった。何となくいそうな環境だ。ここではシオカラトンボ、ベニトンボ、アオイビタイトンボ、リュウキュウギンヤンマ、タイリクショウジョウトンボ、ハネビロトンボがすごい勢いで空中戦を演じている。
その時一瞬何かわからないトンボが飛んだ。シオカラトンボくらいの青黒い細身のトンボだ。短いホバリングを狙って何とか見せられる写真を何枚かとる。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10104653.jpg
リュウキュウトンボだ。エゾトンボの仲間は緑色の金属光沢をもつが、このトンボは腹部が青っぽく光り、随分雰囲気が違った。
カメラでリュウキュウトンボを追っていたら黒い羽根のトンボが飛ぶのが水面に映った。ハネナガだ!目で追うけどその都度ガマの茂みに消えた。出始めなのだろうか、数はとても少ない。そのうち何とか写せそうな位置にとまってくれた。回り込んで必死に撮るがちょっと位置が高くて体がこちら向きに揺れた瞬間を狙った。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10113377.jpg
その後何度か飛んできたが撮影チャンスはこれきりだった。どうせ元々は南方からの飛来種でしょ、と思っていたが、そうではない(つまり土着)という話があるらしい。
近くの林ではオオハラビロトンボ(メス)が茂みの中に止まっていた。ハブは怖いけどそっと近づいて撮影。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_1015439.jpg
これもとまった位置が高すぎ。
次に近くの滝に立ち寄った。アマミルリモントンボとリュウキュウハグロトンボが観察できた。リュウキュウハグロは本土のアオハダトンボ以上に翅脈が青く輝き、その面積は奄美のものが最も広いらしい。渓流の妖精といったところ。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10265464.jpg
川沿いに生える低木にイシガキチョウが集まっていた。近づくと産卵に来ているようだ。ということはこの木はイヌビワということになるかな。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10154982.jpg
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10161098.jpg

駐車場や道路の上空をたくさんのカラスヤンマが摂食飛翔していた。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10162690.jpg
これも見たかった風景のひとつ。メスの斑紋は島ごとに異なる。以前はミナミヤンマと言われていたが最近カラスヤンマと同一種となった。トンボの神様が3日目にようやくちょっとだけ微笑んでくれた。
最終日には改めて記事にするほどの成果はなかった。前日と同じポイントでリュウキュウトンボを撮り直し、リュウキュウハグロトンボの広角を撮っておしまい。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10212280.jpg
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_1017283.jpg

最後にきれいなタテハモドキがお別れの挨拶をしてくれた。
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10172143.jpg
梅雨空の奄美探訪 3,4日目_e0167571_10173029.jpg

結局4日間梅雨前線がぴったりと奄美に貼りついていた。更に皮肉なことに帰った次の日から奄美に晴天と夏の日が訪れたようだ。天候を考えれば良しとすべき成果だろう。「蝶と蜻蛉の両立は難しい」ということで、宿題もだいぶ残ったけど。SHさんには随分お世話になりました。
Top▲ | by dragonbutter | 2014-07-05 10:30 | チョウとトンボ | Comments(6)
Commented by e-mihi0216 at 2014-07-05 13:45
トンボのオンパレード・・・色が綺麗です。

奄美のトンボは色が濃いですか?

イシガキチョウとタテハモドキの対比が絶妙です。

孫が見てくれてたら嬉しいですが。
Commented by himeoo27 at 2014-07-05 14:49
ホバリングしている時でしょうか?
「リュウキュウトンボ」の金属光沢に耀く眼と胸部
がとっても綺麗です。
「ハネナガチョウトンボ」の翅の紫色は、かなり特
異なのでビックリです。兎に角写せて良かったで
すね!
Commented by yoda-1 at 2014-07-05 19:39
大変楽しめます。
コシブトはユニークな形状だけでなく、模様もかなり凝っていますね。
しかし、飛翔時のトンボ達のよく撮れていること。
最初に登場するリュウキュウハグロトンボの青の広さに驚嘆です。
奄美はこのような個体が多いのでしょうか。
Commented by dragonbutter at 2014-07-06 22:07
e-mihiさん、コメントありがとうございます。
確かに南のチョウやトンボは色が派手な傾向があるかもしれません。
タテハモドキはきれいでした。
Commented by dragonbutter at 2014-07-06 22:11
ヒメオオさん、コメントありがとうございます。
リュウキュウトンボはホバリングをねらってMFで撮りました。
ハネナガチョウトンボはこちらで見られるチョウトンボに比べて赤紫っぽく感じましたが個体差があるかもしれません。写せてラッキーでした。
Commented by dragonbutter at 2014-07-06 22:14
yodaさん、コメントありがとうございます。
コシブトは小さくてかわいいトンボでした。
リュウキュウハグロトンボの青の広さは奄美産の特徴のようです。
もっときれいに写したいですが何度か通わないと難しいと思いました。
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