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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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葉裏で耐える -その2-
2週間前にヒカゲチョウの越冬幼虫の観察ができたので、「次はクロヒカゲじゃ」と勇んで成虫が多かった多摩丘陵の一角に出かけたが、惨敗していた。
今日は気分を入れ替えてアサギマダラの越冬幼虫探しに家内と出かけた。
アサギマダラは渡りで有名で毎年ニュースになっているが、幼虫で冬を越すこともできる。しかし越冬できる北限は東京付近まで。これは常緑の食草であるキジョランの北限に一致する。
今日行った場所もキジョランの北限に近い場所のはずだ。山道を歩き始めると青空が広がって来た。山道には2週間前に降った雪が所々残っているので慎重に歩く。キジョランはかなり豊富に生えているが、雪と急斜面のため道から外れるのは危険。道沿いで幼虫を見つけなくてはならない。
食痕、それも新鮮なやつを探しながら進んでいく。最初の幼虫は歩き始めて30分ほどで見つけた(赤丸の付近、青丸の葉裏にいた)。
e0167571_21582357.jpg
e0167571_21584115.jpg
3齢だろうか。
e0167571_2159458.jpg
しかしこの幼虫の周りには新鮮な食痕はなかったので、必ずしも食痕にこだわらなくてもいいのかもしれない。キジョランには毒性の強いアルカロイドが含まれるので、これを食べる幼虫は毒をもつことを天敵に知らせるため、このような派手な色をしている(警戒色)。
更に進むと、先を歩いていた家内が食痕の多い株を見つけた。さすがにここにはいるはず、と思って気合を入れて探すと、間もなく1匹目を見つけた。さっきより少し小さいがこれも3齢だろうか。
e0167571_21594585.jpg

3匹目は同じ株から家内が発見した。これが一番小さくて、2齢かと思われた。
e0167571_220741.jpg

幼虫は、自身を毒から守るため、丸く葉を食い破り、毒を含む白い液を染み出させ、毒の量が減った葉を食べる。十分育った幼虫は、葉の基部に噛み傷をつけて1枚の葉をしおらせて丸ごと食べるようになるという(この部分は論文があるとしたら原典にあたっていないので間違っていたらご指摘ください)。
だから円周状の食痕があり、その内側が抜けていなくて、食痕に白い液が付いているものが新鮮で、近くで幼虫が見つかる可能性が高いということになる。3匹目のいた葉に赤く丸を付けた食痕はそんな例だろう。
e0167571_2203623.jpg

3匹見つかったので満足してしまってその後は真剣に探さなかったけど、キジョランが生えている場所は限られているようであった。
稜線で記念撮影。
e0167571_2205319.jpg

ここ3週間で休みは今日だけだ。せっかくの休みなのでゆっくり過ごせばいいのだが、私にとっては山歩きをした方が心の静養になるようだ。
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Top▲ | by dragonbutter | 2016-01-31 22:04 | チョウ | Comments(4)
Commented by yurinBD at 2016-01-31 22:51
雪の残る山をご夫婦で歩かれ、素敵ですね!
そしてアサギマダラ幼虫の発見!素晴らしいですね~♪
この独特の色合い、是非見てみたい幼虫です。
どうして円を描くような食べ方をするのか疑問でしたが、今回の記事で教えて頂いて、ひじょ~にスッキリといたしました。
それにしても3週間でお休みが一日とは本当にご多忙ですね。
次のお休みも素敵な出会いがあると良いですね。
Commented by himeoo27 at 2016-02-01 20:07
雪の残る山中で、アサギマダラ幼虫3頭も発見
素晴らしいです。
また、丸っこい食痕面白いですね!
Commented by dragonbutter at 2016-02-01 23:41
yurinBDさん、コメントありがとうございます。
なかなか見栄えのする幼虫なので是非探してみてください。
しばらくはフィールドに出られません。
次回は新生モンキチョウが飛ぶ頃でしょうか。
Commented by dragonbutter at 2016-02-01 23:43
ヒメオオさん、コメントありがとうございます。
もう何年も前になりますが、貴ブログでアサギマダラの越冬幼虫を拝見して、いつか見てみたいものと思っておりました。
探し当てた時のどっきり感はたまりませんね。
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