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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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山原遠征 その3
やんばる3日目。この日は天気予報も芳しくないので宿からあまり遠出せず、本部半島をぶらつくことにする。
最初に行った林道の湧水。すぐにトゲオトンボの仲間が見つかった。
e0167571_21183922.jpg
沖縄本島にはヤンバルトゲオトンボの他にもう1種トゲオトンボの特産種がいる。オキナワトゲオトンボだ。ヤンバルトゲオより南に分布し、ほぼ棲み分けている。オキナワトゲオのオスはノシメトンボのように翅の先端に黒斑があるのが特徴。遺伝子解析をもとに、日本にはトゲオトンボの仲間(ヤマイトトンボ科)が7種いることになっているが、翅端が黒いのはオキナワトゲオだけ。地味ながらとてもチャーミングである。そしてうれしいことに生殖活動も観察できた。まずオスはメスを捉えると移精といって腹部先端から精子を腹部の根本の第2~3節にある副性器に移す。
e0167571_21192583.jpg
その後メスは腹端を精子の格納されたオスの副性器にもっていき交尾をする(ただし不均翅類はオス単独のうちに移精行動を済ませる)。交尾は30分は続いたと思う。
e0167571_21195129.jpg
解くまで観察はしなかった。この撮影直後、山は猛烈なスコールに見舞われた。運がよかった。この後移動中に雨がほぼ上がった。別の山でコノハチョウを探す。なかなか見つからなかったが、ゆっくり車で移動中、目の前を大きめの褐色の蝶がよぎった。慌てて車を降りる。きっとまだ近くにいるに違いない。ほどなくして林道に沿って飛ぶのを発見。見失わないように目で追うと、願いがかなってあまり高くない枝にとまってくれた。
e0167571_21202684.jpg
e0167571_21212238.jpg
テリ張りだろうが、この1匹しかいないので落ち着いていた。擦れてはいたが翅はほぼ完全だった。
3日目ともなると疲れもたまって来たので、これで終了にしようかとも思ったが、頑張ってもう1カ所だけ恩納村の渓流を訪れた。リュウキュウハグロトンボがいたのは予想通り。曇天のため谷間はとても暗い。ストロボを使うと翅脈が輝いて美しい。
e0167571_21214274.jpg

そして会いたかったリュウキュウルリモントンボ。モノサシトンボの仲間だ。奄美亜種も瑠璃色がきれいだが、沖縄本島のものは腹端が黄色いので何とも美しい。渓流の宝石といっていいだろう。
e0167571_2122346.jpg
e0167571_21221292.jpg
結局この1匹だけだった。
3日目の初撮影は蝶1種、トンボは1種。
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Top▲ | by dragonbutter | 2017-05-20 21:25 | チョウとトンボ | Comments(4)
Commented by himeoo27 at 2017-05-21 13:36
沖縄本島北部の山原は、トンボも種数が多いようですね!
前回訪問時は多彩なチョウたちに圧倒されてトンボたちに
カメラを向けなかったことが悔やまれます。↑↓

アオバセセリの求愛飛翔シーン撮影お見事ですね!
保全協会の観察会で出くわしましたが雌も一緒に飛んでい
たので私は写し取ることが叶いませんでした。↓

沖縄本島のナガサキアゲハ白雌、綺麗な個体にウットリし
ました。↓↓

纏めたコメントで申し訳ありません。
Commented by yurinBD at 2017-05-22 06:06
オキナワトゲオトンボの交尾の撮影成功、おめでとうございます!
脚が赤いのですね、特徴的ですね~。
そしてリュウキュウルリモントンボの美しいこと!!
複眼や胸の鮮やかなブルーも美しいですが、腹端のイエローが加わると、美しさのグレードが一気に高まりますね♪
まさに渓流の宝石ですね!
Commented by dragonbutter at 2017-05-23 23:21
ヒメオオさん、コメントありがとうございます。
今回は圧倒されるほど多彩な蝶には出会うことはできませんでしたが、それなりに楽しめました。
ナガサキアゲハ白雌はボロボロしか撮れていませんでしたので、新鮮個体に会えてうれしかったです。
Commented by dragonbutter at 2017-05-23 23:24
yurinさん、コメントありがとうございます。
リュウキュウルリモントンボは特に珍しい種類ではないようですがとても魅力的です。
イエローは確かにチャーミングポイントですね。
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