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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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晩秋の土曜の道草
今回も問題です。
これは何でしょう。答えは後ほど。
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今日は仕事帰りによく行く都内のの緑地で道草。
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ここには年末遅くまでナツアカネが見られるポイントがある。もちろんまだまだたくさん飛んでいる。
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私にまとわりついてくるやつもいた。
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腕に止まったところをもう片方の手でカメラを必死に握って撮った。普通にとまったときはゆっくり近づいてもすぐ逃げるくせに、腕に止まると少しぐらい動かしても飛ばない。そんなに居心地がいいんかい?
写真には撮れなかったが真っ赤なコノシメトンボも見ることができた。
ここはオオムラサキがいることになっている。都心から最も近い産地のひとつだろう。もちろん保護されている。しかしシーズン中にあまり来ていないこともあって、目撃してなかった。
食樹であるエノキの大木の根元で、去年は見つけることが出来なかった越冬中の幼虫を探す。今日は少し落ち葉を裏返しただけですぐに見つかった。確かにオオムラサキの幼虫だ。
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越冬幼虫は思ったよりずっと小さかった。突起が4対であること、体が細長いこと、しっぽが二つに分かれていることから、ゴマダラチョウやアカボシゴマダラとは区別がつくという。無事冬を越して大きくなれよ、と思いつつ落ち葉の堆積の中に戻した。

・・・・・というわけで、正解はナツアカネの複眼に映った太陽とオオムラサキ幼虫の角でした。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-11-21 22:20 | チョウ | Comments(7)
近場の散歩
3連休最終日。
毎年この時期にある、提出期限のある仕事があるため、今日は遠出せず、近くを2時間ほど散歩(自転車で)する。
ヤンマ類のいた公園の近くに、小高い丘があって、大きな柿の木がある。メジロの他にも蝶が熟れた実を目当てにやってくる。でも高すぎて写真は撮れないが、落ちてつぶれた実にコミスジが来ていた。この蝶は敏感だしどこでもいるので、あまり興味がわかないが、今日は夢中に吸汁していたので、ゆっくりと撮ってみた。
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ヤマトシジミのメスには低温期に特徴の青い鱗粉が少しでていた。
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ここには虫だけでなく、いろんなヒトも立ち代わり現れた。
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まず中学生?の女の子を撮影する一団。ファッション誌だろうか。ひとしきり賑やかに撮影すると立ち去った。ベンチに座ってお弁当を広げるおじいさん。そして母と捕虫網を持った男の子。会話が聞くともなく入ってきたが、「ヤマトシジミ」「アカホシゴマダラ」といった「専門用語」(?)が次々と繰り出されていた。この母親、ただ者ではないぞ、と思ったが、恥ずかしいので声はかけない。人間ウォッチも面白い。
この広場に他に来た蝶:イチモンジセセリ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ムラサキツバメ(多分)、ウラギンシジミ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、ルリタテハ、ヒカゲチョウ
場所を移すとホトトギスの大きな株があった。ホシホウジャクがやって来た。ハチドリのようにホバリングしながらせわしなく蜜を吸っていた。
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最後にソテツのある小学校で例のあの蝶を探したが、いなかった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-10-12 17:22 | チョウ | Comments(4)
夏眠を終えて
シルバーウィーク最終日(9月23日)は多摩地区の近場に。本当の目的は先日とは別の場所でのミルンヤンマのリベンジだった。
しかし飛ぶ姿は何度も目撃できる良いポイントはみつけたものの、飛翔写真は撮ってもものにならなかった。全然とまってくれなかったのだ。
里山は既にアカトンボの季節たけなわ。写真上からナツアカネ、ヒメアカネ、ミヤマアカネ。
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小さな湿地でルリボシヤンマが産卵していた。こんな所にもいるんだ(標高200m足らず)。
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蝶で目についたのがヒョウモンチョウの仲間。冬眠する生物はよく知られているが、ヒョウモンチョウの仲間は初夏に羽化してから間もなく夏眠に入り、秋になって涼しくなると活動を再開することが知られている。写真上からクモガタヒョウモン、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン。
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翅は少々摺れているが、このようなところでヒョウモンチョウの仲間3種類に会えるとは思っていなかったのでうれしかった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-09-26 18:54 | チョウ | Comments(2)
南方からの侵入者 -東京にクマソ-
人間が自分たちの生活を一見便利で豊かなものにするにつれて、生息地を追われるチョウやトンボがたくさんいるが、中には、少数だけれど、分布域を拡大しているものもある。ナガサキアゲハアカホシゴマダラ、タイワンウチワヤンマなどである。今日の主人公もその一例である。
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9日水曜の朝、まだ布団の中でうとうとしていたら、ラジオでクロマダラソテツシジミ(クマソ)が東京に出現したというニュースが流れた。この蝶は本来はフィリピンなどの南アジアにいる蝶であるが、次第に北上を続け、去年は西日本の広い範囲で報告されている。
東京のクマソが冬を生き延びて来年も発生する保証はないので、さっそく捜しに行くことにする。ニュースで場所の特定はされていなかったが、名前からもわかるように食樹がソテツなので、そのあたりをキーワードに4箇所ほど候補地を挙げた。
大きな駅で下りてビルの谷間を歩くと第一候補の公園だ。入って更にしばらく歩くと1本のソテツがあった。1本きりじゃ無理だろうけど一応木をチェックしていると「クロマダラですか」という声。「同業者」だった。二人で捜し始めるとすぐに、近くをヤマトシジミより少し大きめな蝶が飛んだ。これがクマソとの初対面となった。このソテツを中心にかなりの数が飛んでいる。オスもメスも、摺れた個体も新鮮なやつも(上から順にオス、メス、不明)。
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そうこうするうち、もう一人現れた。話を伺ううち、彼こそは東京で最初のクマソを発見したMさんであった。大崎での発見の様子を楽しく拝聴した。現在見つかっている場所が離れている点から、放蝶が原因と考えるにはちょっと無理があるとのことであった。現在報告のある分布の東限が名古屋であるので、静岡県、神奈川県で発生していないのか興味がもたれるところだ(下はMさんに葉の付け根の隙間を掘り起こして捜していただいた蛹)。
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幸運にも一発で当たったため他の候補地は行く必要がなくなった。しばらくお話をしてから私はトンボ狙いで場所を移動するため先に失礼した。千葉の方でもソテツがあったのでチェックしたが、もちろんいるはずもなかった。Mさんのクマソの発見はButterflies No. 52を参照されたい。Mさんいろいろと教えていただきありがとうございました。
家でこの話をしていたら息子の母校の小学校(杉並)にソテツがあるらしい。まさかまだ発生はしてないだろうが、定点観測をしてみようかな。
ということで今晩は「クマソ記念日」ということで乾杯!(最近記念日だらけ?)
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-09-13 21:05 | チョウ | Comments(10)
ミヤマシジミの楽園
-5日土曜日の記録-
まだ見ぬトンボの大物を撮りたくて栃木県方面へ向かう。
しかし目的とするトンボは現れず。ミヤマアカネが非常に多かった。とっても暑い。
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ミヤマアカネの交尾とハグロトンボの産卵を撮って、今日はここまでかな、場所を変えようかと思いながら歩いているうちに、たくさんのシジミチョウの飛ぶ場所に足を踏み入れたようだ。みると全てがミヤマシジミ。それも半端じゃない数だ。オス、メスとも擦れた個体から新鮮なやつまでいる。この蝶はよくとまるので暑さを忘れてしばし撮影に熱中する。
上二つがオス、下がメス。
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ツマグロキチョウとギンイチモンジセセリも結構いる。
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ひとつの視野にこの3種が入ることもある。ギンイチモンジの後を追うと、黒っぽいからか、メスと間違われて、必ずミヤマシジミのオスに絡まれる。蝶に関しては全く情報を仕入れないで来たが、なかなか贅沢なポイントだ。ちょっと残念だったのが、これほどの数がいるのに交尾が見られなかったことだ。ミヤマシジミの交尾は絵になるんだけどね。少し離れた場所にはミヤコグサがあるので、シルビアシジミもいてもいいのだが、ちょっとチェックした限りツバメシジミとヤマトシジミだった。帰りはもう一箇所立ち寄ったが既に夕暮れに近かった。
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だいぶ日が短くなったなあ。
結局当初の目的は果たせなかったが、副産物があったので満足な一日だった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-09-06 10:13 | チョウ | Comments(4)
久しぶりの蝶遠征
週末の天気予報はいまいちである。
土曜日は午前中少し晴れそうなので、家内と山中湖方面に行くことにする。
家内は去年上高地で軽登山靴の底がはがれて以来山歩きはしてなかったが、先日トレッキングシューズを買ったので、低山に登ることにする。登り口の駐車場近くの広場では複数のタカネトンボが飛んでいた。
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途中何匹もアサギマダラがいた。
大きな富士山の眺望が楽しみの一つであった。途中の高速からは間近に迫った雄大な富士山が頂上まで見られたが、山頂に着く頃には、あいにく富士山の頂上に雲がかかってしまった。
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山頂から別ルートで滑りやすい道を下っていくと草原の感じのいいピークに着いておにぎりタイム。ピークの少し手前で擦れ擦れのヘリグロチャバネセセリ(多分)がいた。
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ここには今回の目的のひとつヒメシロチョウが時折やってくる。しかしなかなかとまらないで飛び去ることが多く、やっと一枚だけファインダーに入れたところで、小学生軍団がやってきた。登り始めから追いつかれると出発、というパターンを繰り返している。とっても元気な軍団に山頂を占領されると写真どころではなくなる。ヒメシロは子供好きなのか、しきりに子供たちの足元を縫うように飛んでいる。空も曇ってきて、富士山の方から雷の音も時折聞こえるので、そろそろ下りようかということになる。
下り始めて間もなく家内がヒメシロチョウをみつけた。黒斑が退化しているからメスだ。何かを探すように飛んでいる。そのうちにツルフジバカマにとまった。
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腹部を曲げ始めた。きっと産卵だ!
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必死に撮った写真を後で液晶で拡大して覗くと、まさに卵を腹部から搾り出したところを捉えていた(下方にあるもうひとつの卵は既に産み付けられていたもの)。
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この株はよほどヒメシロのお気に入りらしく、他に何個も卵を見つけることができた。
更に下る途中でヒメキマダラヒカゲを撮る。
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暗いのでストロボを使ったが、ヒカゲチョウの仲間はストロボ光で紫に光る鱗粉があるので、実際より青っぽくなってしまう。
サカハチチョウも出てきた。
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とても新鮮な個体だから第3化かもしれない。
登り口に戻り、ゆっくりとタカネトンボの飛翔写真に挑戦しようと思ったが、一度ちらっと見かけただけで、その後現れなかった。
最後にアサマイチモンジを撮って終了。
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この蝶はまともな写真がなかったので、開翅写真は撮れなかったが、それでもうれしかった。
昼過ぎからはすっかり曇ってしまい、時々パラパラと雨が降る天気で、他にいくつか撮りたい蝶があったが叶わなかった。でも8月はほとんど近場でトンボを追いかけていたので久しぶりに蝶と遊べてよかった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-08-30 19:01 | チョウ | Comments(2)
高原にて
26日はミヤマモンキチョウの写真が撮りたくて上信の山に登るが、上はガスと強風でそれどころではなくて、早々に引き上げて麓で高原のチョウを少しばかり撮った。
まずヒメキマダラヒカゲ。
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この蝶は山登りの途中でいやというほど飛んでいるが、結構敏感であるし、登るペースを崩したくなくて、ゆっくりと撮ったことがなかった。新鮮な個体の翅表は意外と渋い。
ヒョウモンチョウ(ナミヒョウモン)がよく吸蜜に訪れた。
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このヒョウモンは大型ヒョウモンと違って高速に飛翔はしないしすぐとまるので撮影は楽な方だ。
コキマダラセセリ。
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これも高原の代表選手。やはりセセリにしては緩やかに飛ぶ。
スジボソヤマキチョウ。
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デジイチを手にしてからは、ギフやヒメギフ撮影のときついでに汚い越冬個体を撮っただけだったので、喜んで撮影する。やはり新鮮な個体は魅力的だ。
ゴイシシジミ。
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何故か峠のロッジの近くで見つけた。特に高原のチョウというイメージはなかったが。
他にフタスジチョウやアサギマダラがいた。
それにしても天候不順は北海道だけかと思っていたら、このところ関東周辺も様子がおかしい。梅雨明け宣言は一体なんだったんだろうという天気が続いている。安定した夏空になる前に秋風が吹くのだろうか。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-07-27 23:14 | チョウ | Comments(6)
大雪山撮影行-2-
21日と22日は山麓を回ることにする(実は22日にもう一度山をチャレンジしたのだが、悪天候のため途中で断念、下の写真は斜度をほんの少し強調してますが、笑)。
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21日午前は鳥の大物を撮影できたんですが、別の機会ということで、、

山麓はまだ春の気配が残っている。林道沿いの渓流にはムカシトンボが高飛し、黒っぽいシジミは近づくとコツバメだったりする。
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林道ではエゾスジグロシロチョウが多い。
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この蝶、最近ヤマトスジグロシロチョウと本種に分けられた(以前は両者ともエゾスジグロシロチョウと呼ばれていた)。そんなわけで我が写真のコレクションに1種追加となる。
サカハチチョウには何度もアカマダラ(北海道特産種)かと騙されかけた。
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越冬タテハもまだまだ元気だ。クジャクチョウのオス(右)が盛んに翅を震わせて求愛していたがふられてしまった。
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麓で目に付いたのがエゾシカだ。
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数が増えて食害がひどいらしい。こちらが見つけるよりずっと前から気付いているんだろう、見つけたときは必ず既にこちらを見つめて警戒していた。でもあわてて逃げ去ることはしない。近づくと一定距離を保ちながらずっとこっちを見ている。
草原には本州では見られないヒメウスバシロチョウが優雅に舞う。
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本州のウスバシロチョウのような黄色味がないため更に清楚な雰囲気だ。エゾシロチョウはまだ出始めたばかりだろうか、今までの記憶にはない新鮮な美しさがあった。
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道路沿いにきれいな花に彩られた廃屋があった。住んでいた人がよっぽど花好きであったんだろう。そこに咲いていたレンゲツツジには時々ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、そしてキアゲハが訪れた。北海道のミヤマカラスアゲハ春型は日本産蝶類多しといえども、最も美しいもののひとつである。
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少し時期が遅いのか、摺れた個体が多く、またあまり日が射さないため(というよりテクニック不足のため)本来の美しさを再現できていない。
ふと見ると葉の上に小さなサナエトンボがとまっている。ダビドサナエに似るが胸部の模様からモイワサナエだ。
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関東ではそう易々とはお目にかかれないので、喜んでカメラに収める。
そろそろ日が傾いてきた。最終便に間に合うように空港に戻らなくては。
Hさん、遠くまでお付き合いありがとうございました。また企画しますね。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-06-26 22:59 | チョウ | Comments(0)
大雪山撮影行-1-
しばらくブログの間隔があいたのは、こんな場所に行ってきたからです。
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大雪山です。以下は6月20日(土)の記録です。
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ずいぶん前からHさんとウスバキチョウを撮るため、この山行を計画していた。
ウスバキは日本では大雪山にだけ生息する高山蝶で、ずっとこの黄金色の蝶に会えるのを夢見てきた。しかしこの蝶、羽化後2、3日で色がうすれて、白っぽくなってしまう。きれいなウスバキに確実に会うには、遅くとも6月20日頃までに登る必要がある。
そこで林道開通直後のこの週末に賭けた!
安い航空券は当然変更が利かないし、仕事の関係からも直前の計画変更は無理。
この日が近づくにつれ悪化する天気予報を横目でにらみながら、玉砕覚悟で19日夜、旭川に飛んだ。
今年の6月の北海道は稀にみる天候不順が続いているらしい。蝦夷梅雨というやつらしい。許された時間は正味3日である。
翌朝、窓から見る空はどんよりと曇っている。でも山は稜線までよく見える。予報からも、今日午前が勝負とみた。
登山口には6時頃着いて、時々薄日が射す中歩きだす。この時期はまだまだ雪が多く、登山道はまだ大部分雪の下だ。緊張を強いられる急な雪渓のトラバースを繰り前しながら徐々に高度を上げる。
8時前に着いたポイントには、既にカメラ片手に初めてお会いする北海道の蝶のアブドゥさんが到着しておられる。気温が低いからか、日差しが弱いからか、ウスバキはたまに飛ぶだけだが、3人で夢中になって撮影した。
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新鮮な個体が多いが、もう既に黄色がやや褪せている個体もいた。しばらくするとやはり初対面の四季彩散歩のNoreenさんが登って来られた。Noreenさんが来られた頃からウスバキの出現が俄然増えた。ミネズオウやイワウメで無心に吸蜜をするシーンも撮れた。
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そのうちもつれ合って飛んでいた2匹が地面に降りた。交尾だ!そこへ別のオスがアタックし、3匹が集まってどうなっているかわからない塊となる。
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最後のオスがあきらめて飛び去ると2匹はきれいな交尾の姿を見せてくれた。
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皆さんの声で振り向くとキタキツネだ。人を恐れる様子は全くない。
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よく見るとネズミを咥えている。近くに巣穴があって、子供に餌を運ぶ途中だろうか。
Noreenさんの「アサヒ!」という声に走り寄ってアサヒヒョウモンを撮る。
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これも大雪山特産の高山蝶で、撮影チャンスはウスバキより少ないといわれている。残念ながら証拠写真を撮ると飛び去った。アサヒは何度か視界を過ぎったが、カメラにはこれしか収められなかった。
もう一段上の方が多いと聞いて、急な雪渓を登ってみるがアサヒは飛んでいない。
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ここまで来たら、と、更にもう一丁雪渓を越えて頂上まで登り、雄大な残雪の山々を眺めて来た。
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もう1種類撮りたかったダイセツタカネヒカゲの姿は見られなかった。
学生時代に二度登った大雪。当時はひたすら峰から峰へ縦走し、小さな生き物に目を向ける余裕はなかった。今回は雪上の楽園で遊んだ夢のような一日だった。午後からはぽつぽつと雨が降り始める中、下山した。
<山麓の生き物は次回に>
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-06-24 21:35 | チョウ | Comments(8)
所沢ゼフ祭り
あっという間に今年もゼフィルス(ゼフ)のシーズンが通り過ぎようとしている。
ゼフィルス(ギリシアの西風の神)とはチョウ仲間で人気の高いシジミチョウの一群である。
昨年雨で機会を逸した所沢の雑木林をF先生に案内していただいた。今年も予報は微妙であったが、前日に急遽好転し、絶好の日和となる。
林の一角に着いたのが9時過ぎ。林の縁を歩き始める。最初に登場したのが派手な模様の蛾であった。交尾中である。帰ってから調べると、キオビゴマダラエダシャクという長ったらしい名前の蛾であった。普通種のようだが、交尾の写真が撮れたので、ちょっと気持ち悪いがUPしておく。
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F先生が枝を叩くとたくさんのウラナミアカシジミが飛び出した。中には下草にとまっているものもいて、撮影のチャンスも多かった。
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アカシジミもそれなりに見かけたが、少しピークを過ぎている感じで、擦れたものが多かった。
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林の中の小径を「ちょっと来い」と鳴くコジュケイが横切った。あまり人を怖がっていないようだ。
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ここにいる平地性ゼフはあとミズイロオナガシジミとオオミドリシジミだ。ミズイロは最初に一度見かけただけでずっと飛ばない。
林の中に入ってしばらく行くと大きな白黒の蝶が飛んでいる。イチモンジチョウより明らかに大きい。ミスジチョウだ!下草に止まったところをゆっくりと近づくが、邪魔な葉をよけて、良いアングルを捜していたら飛ばれてしまい二度と見なかった。見ただけでもラッキーなほど珍しいという。悔しい思いをする間もなく、今度は灰色っぽい小さなチョウが飛んだ。近づくとここではやはり少ないというオオミドリだ。2匹目はゆっくりと翅を広げてサービスしてくれた。残念ながらメスなので青緑の光沢はないが、それでも素晴らしく新鮮で、今朝羽化した個体かもしれない。
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林の中の明るい空き地のネムの木ではキチョウが産卵していた。
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一回りしてから、一応近くの別の林も点検することに。ここが大正解で、栗の花にすごい数のゼフが来ていた。枝を叩くたびに数匹ずつ飛び出すほどだ。ここでついにミズイロオナガも撮ることができ、平地性ゼフの四天王がそろった(ちなみにウラゴマダラとミドリシジミはここにはいない)。
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何と、なかなか撮れない完品の開翅写真のおまけつきであった。写真にはうまく現れていないが、翅表は日の光を浴びると虹色に光った、
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雑木林の宝石ともいえる小さな蝶たちのいるこの林、いつまでも健在でいてほしいものだ。
一日がかりでご案内いただいたF先生、ありがとうございました。祝杯のビールも格別でしたね。
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Top▲ | by dragonbutter | 2009-06-07 21:23 | チョウ | Comments(4)
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