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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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カテゴリ:トンボ( 179 )
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かいぼり
新聞等でご存知の方が多いと思うが、井の頭公園で「かいぼり」が行われている。かいぼりとは水質改善や外来種の駆除を目的に水を抜き、池底を乾かすことをいう。今年は2回目で対象は弁天池である。
2年前の1回目は行きそびれた。今年こそはと思っていたので、日曜日に見に行った。
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弁天池は予想以上に地下水の湧き出しが多く、思ったほど水位が下がらないという。それでも30人以上の関係者が腰付近まである池に入って魚の捕獲を行っていた。土曜日の成果は外来種であるブルーギル約3000匹を初め、在来種ではトウヨシノボリ約500匹など(かいぼりステーションの掲示より)。外来種は処分、在来種はいずれ池に戻す予定らしい。
弁財天付近では水位の低下によって、確かに湧水が湧いているのがはっきり分かった。

水もここでは驚くほどきれいだ。かつてはここにグンバイトンボがいたというのも頷ける。
ヤゴの収穫を尋ねると、今日は今のところ上がってこないという。昨日はオオヤマトンボ、コシアキトンボ、モノサシトンボが採れたので、午後来れば見られるかもしれないと聞いて、家内と公園近くの洋食屋さんで昼飯を済ませて戻ってみた。
捕獲生物の仕分け場所には入れないが、遠目に大きなヤゴが容器の中で動いているようだ。お願いして近くに持ってきてもらい撮影。
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上が終齢、下が亜終齢と思われるヤゴ。存在感たっぷりでいかにも強そうなオオヤマトンボのヤゴだ。このヤゴは大きな池の深い場所にいるため、羽化直前以外はなかなか見ることができない。他力本願であったが、貴重なヤゴが見られた。
そのうちまた行ってみようと思う。

-おまけ-
帰宅すると車にブドウトリバ(間違ってたら教えてください)がとまっているのを家内が見つけた。
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ガガンボのようなけったいな蛾だ。寒かったのでこれだけ撮って家に入ってしまったが、変わった蛾なので前玉外しかTG-3でじっくり撮るべきだったと今更反省している。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-11-24 22:33 | トンボ | Comments(2)
季節風に運ばれて
いつ載せようかと迷っていたけど、複数の新聞に記事が出たのでもういいかなということで・・・

大陸からオナガアカネが飛来したという情報を頂いた。
オナガアカネは北西の季節風に運ばれてくるので、見られるのは通常日本海側である。
しかし教えていただいたのは太平洋岸の湿地。十分日帰りできる距離なので、文化の日に急遽行ってみることにした。
4時半前に家を出て、半分近く走ったところで太平洋から朝日が射してきた。
現地の天気は快晴に近いが風が強い。初めてとなるこのトンボを自力で見つけることができるのだろうか。多少不安である。
もう11月なので、飛び古したトンボが多い。これは何でしょう。
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これはショウジョウトンボのメス。老熟してすごい色になっている。
顔の白い赤とんぼを探すが、ひょっとして、と思って撮ってみるとみんなマイコアカネだ。
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これはメス。
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こんな季節になっても食欲は旺盛のようだ。
地元の方が一人見えたが、やはり見つからないらしい。
2時間ほど探し回った後、また顔の白いやつがとまった。念のために撮影して拡大してみる。
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上付属器が反り返っていなくて、腹部の第7節が棘のように下方に張り出している。間違いなくオナガアカネだ!
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日本海を超えてきたとは思えないほどきれいな個体だった。改めて見ると、複眼の色もうすいので頭部全体が白っぽくてマイコとは違う雰囲気。
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そのうちに地元の方が増えて総勢4,5名で代わる代わる撮影する。
見られたのはこの狭い範囲だけであった。
オナガという名前はメスの産卵弁が長く突き出しているからだそうだが、見つけることはできなかった。メスは誰も見ていないとのこと。
背の高い抽水植物の葉にとまるため、広角で撮ってもバックがぬけなくていい写真にならなかった。
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実はここではもう1種類の飛来種、スナアカネも来ているらしい。2日前にいたというポイントに行ってみるとすぐに見つけることができた。
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砂の上のスナ(笑)。気温が低いこの時期になるとこんなカットしか撮れなくなるらしい。こちらは6年前に証拠写真を撮って以来だ。
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複眼の下半分が青味がかったグレイで、胸部に黄色い帯があってエキゾチックで美しい赤とんぼだ。こちらもきれいな個体でよかった。
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スナアカネもオスしか見当たらなかった。
遠征は今年はもうしないつもりだったけど、なかなか見ることのできない飛来種の情報に飛びつきました。お名前は控えますが、本当にありがとうございました。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-11-05 21:55 | トンボ | Comments(4)
水田と共に生きる
土曜日はカトリヤンマの産卵狙いで都下西部の多摩丘陵の水田へ向かった。
今までカトリの産卵は瀬戸内海の島で偶然撮った一回きり。そこは放置された空き地に大きな水溜りができて湿地の様になっていた場所だった。とても敏感でワンチャンスだった。それ以来何とか水田で産卵するメスを撮る機会を狙っていた。
ここは去年ヤゴを見つけて注目していた場所。去年から5回以上通っている。今年は2度目。前回は何度もメスがやって来た。去年より数が少し多いようだった。しかし水田の真ん中の稲の中に入り込んで産卵するので撮影はお手上げだった。稲刈りが終わったころ来てみようと思い、2週間後に再訪したのだ。
当然稲刈りは終わっていた。着いたのが2時過ぎ。日は傾き始めているが、まだ少し早そう。キタキチョウやナツアカネを撮って時間をつぶす。
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15時30分になってようやく夕日の中を飛ぶ大きめのトンボを見つけた。畔にとまったので慎重に接近する。
このメスは人の気配に鈍感で、場所を変えながら何回も産卵を披露してくれた。稲がなくなると、産卵の場所は主に畔の土手だった。草や枯れた茎が邪魔して撮影は楽でない。更に西日をもろに浴びると露出が難しくなる。
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産卵場所を変える際、見事なホバリングを見せてくれたが、残念ながら撮れなかった。
撮れたメスはこの1匹だけ。もう一回見たメスは撮る前に視界から消えた。さすがに活動のピークは過ぎているようで、この日見たメスはこの2回だけだった。
以前はこんな風景が北海道と沖縄を除く水田の至る所で観察されたのだろうが、今では数をめっきり減らし、東京で見られる水田は少なくなっている。無事卵が冬を越して、来年もここでカトリヤンマが飛び交ってほしいものだ。
難しいことはわからないが、TTP参加によって大規模な効率の良い稲作ばかりになり、生き物を育む里山の水田がなくならないことを祈りたい。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-10-25 09:46 | トンボ | Comments(2)
中秋の里山 -2-
今週末は日曜の早い時間だけ時間がとれた。
先週とは別の里山へ行った。去年に比べてトンボの種類がずっと少なくて残念だった。
マユタテアカネはたくさんいた。林に挟まれた谷戸はこのトンボが好きな環境の様だ。
逆光気味で撮ってみた。
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谷戸には時々産卵に入るし、ホバリングを交えて激しいテリ張りも見られたが、日差しが届かないためとても暗くて撮影には四苦八苦。誤った設定で撮った産卵シーンが1カットだけ何とかピントが来ていた(汗)。
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谷戸で今まであまり見たことがない花が咲いていた。あるいは今まで気づかなかっただけかもしれない。
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キバナアキギリ。東京周辺では少ないようだ。
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ミズオオバコとコナギ。こちらは水の中から顔を出して咲いていた。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-10-05 22:31 | トンボ | Comments(2)
大河のほとりにて
山から下りた翌日は痛い肢を引きずりながら南信でトンボを探した。
先ずは6月にキトンボのヤゴを見つけたワンド。
着くとすぐにオスが飛んでいた。
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キトンボはあまり多くなかったが、複数のオスがテリを張っていた。
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少し早かったのか、産卵は観察できなかった。ヤゴから発見できたうれしいポイントである。
秋になるとギンヤンマもホバリングするようになる。
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釣りをしている子供に「何が釣れるの」と聞くとフナという返事。外来魚はまだいないようでよかった。しばらくすると焼肉をするという親子連れ軍団が集まって来たので退散。
何十年も前の学生の頃、帰省すると電車やバイクで南信のトンボを探していた時期があったが、キトンボを撮影したのは2か所だけ。そのうち1か所は埋め立てられてしまったし、もう一か所はブルーギルの天国となっている。
貴重なこのポイントで、今後もキトンボが発生しますように。

この後は2年前数多くのミヤマサナエを観察した場所へ移動。確実にミヤマサナエのテリ張りを見られる場所は少ないのではなかろうか。今年も複数のオスが堤防にとまっていた。
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どうもここは鉄板のポイントの様だ。このトンボはとても敏感なので、超接近して広角写真を撮るのはゲーム感覚で楽しい。
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気配を消すことに集中して、ゆっくりと注意深く接近する。バリアングル液晶はこんな時重宝する。目新しい写真は撮れなかったが、単年だけのポイントでないことが判ってよかった。今年もメスは見つからなかった。

最後に河原で撮ったキアゲハの吸水。ポンピングが撮れている。

これも砂地に這いつくばったりせずともバリアングル液晶で楽に撮れた。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-09-25 22:50 | トンボ | Comments(6)
ワンドのヤゴ
ワンドとは大きな川の本流の脇にできた小さな水域のこと。本流とは普段は繋がっていないこともある。流れはあっても緩やかなので様々な生物の棲家となる。
イタセンパラ(淡水魚の一種)の棲む淀川のワンドが有名だ。

6月の初めのこと、天竜川のワンドでヤゴを掬った。あるヤゴが目的だったが、掬えたのはクロイトトンボとハグロトンボばかりだった。そんな中、赤とんぼのヤゴが1匹だけ採れ
た。
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若齢ヤゴからの同定は僕には無理だが、やけに脚が長い、そして腹部が幅広で第10節(先端の節)が9節に埋まっているような印象があってどうしても気になったので、育ててみることにした。その後順調に脱皮を繰り返した。
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採ったときはF-3齢だった(F齢とは終齢のこと)。少しずつ大きくなって、8節の側棘の長さから種類を絞れるようになった(と思っていた)。記録には仮にマイコアカネとしておいた(他にもマユタテアカネ、ミヤマアカネ等も否定できなかった)。
7月20日に脱皮して終齢となったが、このころから絞り込んだ種類としてはしっくりこなくなった。
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先ずは大きさ。わずかな差ではあるが今まで見た赤とんぼのヤゴより大きかった。そして8月になった。依然食欲旺盛で、羽化の兆候が現れなかった。やっぱりおかしいな。こんなに遅くまで羽化しないのはネキトンボではないか。ちょっと大きめだし。でもネキトンボは側棘も背棘も個体差が大きくて判断が難しい。しかし第8節の背棘がなければネキトンボとしてよいようなので、改めて横からよく観察して驚いた。
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背棘が8節にあるだけでなく、第9節にも小さいながらちゃんと付いていたのだ!ということはキトンボかオオキトンボということになる!
9節の背棘の有無を最初に確認していなかったのだ。こんなトンボのヤゴが採れるとは想定していなかったから。まあオオキがいる可能性は皆無に近いので、キトンボのヤゴということになる。キトンボは北信・中信ではそれほど珍しくはないようだが、南信での産地は極めて限られる。
キトンボの可能性が高まってからは慎重に飼育した。赤とんぼのヤゴは羽化の際力尽きることがある。体半分出たところで動かなくなって☆になってしまうのだ。原因は不明だが、野外でもよくあることなのだろう。エアコンの効いた居間に置き、段ボールで遮って人の動きが見えないようにした。そして8月27日、やっと羽化した。
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予想通りキトンボ(メス)だった。
ちなみにヤゴの鑑別に当たって、手ごろで比較的入手しやすいのは「近畿のトンボ図鑑」(ミナミヤンマ・クラブ)でしょうか。日本全種をカバーするハンディーなヤゴ図鑑がでないかな。あまり売れそうもないけど。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-09-02 22:28 | トンボ | Comments(2)
湿った崖の住人
トンボのヤゴのなかに、水が滴り落ちる崖や斜面に穴を掘って住んでいるという常識破りのヤゴがいる。ムカシヤンマのヤゴだ。トンボになるまでに2-3年かかるらしい。
ヤゴの自然状態での撮影は、羽化直前以外事実上不可能だ。日本でそれが可能なのはムカシトンボとムカシヤンマだけだ。ムカシトンボは羽化の一月前くらいから陸に上がる。僕は4年ほど前、運よくムカシトンボのヤゴが陸に上がる瞬間を撮ることができた。一方ムカシヤンマの方は、穴から外を覗いている様子を撮ることが可能だという。
そんなシーンを撮ることは長年の夢であった。可能性がありそうな場所を探したけど見つけることはできないでいた。
この日はHさんと北関東の産地を訪れた。過去の記録を頼りにそれらしい場所に着いて道沿いを歩くと、期待通りたくさん穴が開いており、「ヤゴの団地」と言えそうな崖がある。
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図鑑に書いてあるように、ポタポタと水が滴り落ちている。
20分くらい探した頃だろうか、そんな団地の一部屋から何かが覗いている。
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メガネを外して近づくと、それが少しだけ動いた。ムムッ、これはムカシヤンマのヤゴに違いない!暗い穴の入り口からちょっと入ったところにいるそれを撮るのはとても難しかった。TG-3にリングライトをつけて何とか撮ったのがこの写真(もっと上手に撮りたかったところ)。
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バシャバシャ撮るうちに部屋の中に引っこみかけたので、外に出てもらった。思ったより大きい!既に終齢になっている。
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厳つい男性的なヤゴだ。つい「カッコいい!」と叫びつつ二人で撮影。太い脚も逞しい。
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こんな変わり者のヤゴを育てる自信はないので、撮影に満足した後で、元の穴に戻してやった。来年の春には羽化することだろう。
因みに成虫はこんな感じ(以前撮ったもの)。
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この後Hさんも隣の団地でもう一匹見つけた。
この崖はかつて道を作るときに掘削してできた人工産物ではないかと思う。そこに年月を経て苔が生え、そこにムカシヤンマの「団地」が形成されたのだろう。人の暮らしがこのトンボの絶好の住み家を提供したわけだ。現実には逆のケースの方がずっと多いのだろうけどね。
この日、実は2つのポイントで別のトンボを空振りした後だったので、最後にサヨナラヒットを打って長年の夢が叶いうれしかった。
しばらく蝶の写真がないので、最後に1枚ツバメシジミの写真でも。
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シジミチョウの吸水で腹端から液体が排出されるシーンは初めて撮れたので。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-08-25 23:08 | トンボ | Comments(6)
ホバリング・チャンピオン
早めに起きて混む前にアクアラインを超えた。目標はハネビロエゾトンボ(ビロエゾ)とネアカヨシヤンマ。汗だくになって小さな山を越えて、マムシのいそうな草むらを進むとビロエゾの棲む薄暗い細流。
着くなりビロエゾが飛んでいた。すぐにメスも来て産卵を始めたが、カメラのセッティングがまだで撮り逃がした。産卵に出会えたのはそれきりだった。
しかしオスは多かった。流れに沿って歩くと何匹も縄張りを張っていた。ここは数回来たことがあるが、年々減っている印象があって、今年は見られるか不安だったが、健在でよかった。
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個体差があるが、フレンドリーなオスはすぐ目の前でホバリングを繰り返し披露してくれた。暗いのでピント合わせには難儀するが、チャンスはいくらでもあった。
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もう少し明るく撮りたかったな。場所の雰囲気はでてるけど。
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複眼が美しく輝いているが、これはストロボのせいであって、実際は緑一色である。複眼の微細構造がこのような虹色に輝かせているのだろう。全てトリミングなしである。
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大きめのメスが降りたと思ったら、近くでテリ張り中のオスがあっという間に襲い掛かって地面に落ちた。するともうちゃんとメスの後頭部を挟んでいた。
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この後交尾態になると同時に高い梢に消えた。
もっと待てば産卵も見られたかもしれないが、ヤンマポイントが気になって移動した。しかし今年ネアカヨシはとても少なく、オスがメスを探しに2度ほど降りてきただけだった。
種類によって豊作、不作が分かれたようだ。
ビロエゾだけでは寂しいので、別の日に撮ったオニヤンマ。
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こんなに近くにオスが並んでとまった(やらせじゃないよ)。この棒には流れを巡回するオスが好んでとまった。2匹目が飛来しても先客はいっこうに反応しなかったが、1匹が飛び立つと、もう1匹は激しく追った。「来る者は拒まず、去る者は追う」といった感じ。
これほど巡回するオスが多いということはきっとメスが産卵に来るはず、と思って待っていたら案の定やって来た。
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オニヤンマの産卵をまともに撮ったのは実に6年ぶりだった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-08-16 18:38 | トンボ | Comments(2)
道東遠征 ② 北の湿原のイトトンボ
カラルリの撮影後は少し西に戻って湿地帯でトンボを探した。
多かったのがカラカネイトトンボ。
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半端ない数だ。青い腹端、金緑色と青のツートンカラーの胸部。まさに湿地に飛ぶ宝石である。しかしとっても小さいので肉眼(特に老眼)ではその美しさがわかりづらい。メスにはオスと同じタイプと、褐色の眼をした大分雰囲気の違うタイプがいる。しかも成熟の度合いによって色が変わるので複雑だ。上がオス型メス。次がオス型メスとの交尾。下がメス型メスとの交尾。わけが分からなくなりそうだ(汗)。
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カラカネイトトンボは北方系のトンボで、関東では実質尾瀬でしか見ることができない。青森県で見て以来、5年ぶりの再会が叶った。
北海道特産のキタイトトンボ(初撮影)も結構な数いたが、とても敏感で近づくのに苦労した。
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やや緑がかった胸部が鑑別の目安。連結、交尾も撮りたかったなあ。
別の沼の周囲では上記2種の他にルリイトトンボがいた。
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北海道産は青い斑紋が少し狭くて、エゾルリイトトンボと呼ばれることがある。湿地より沼を好むようだ。こちらもあまりいい写真は撮れなかった。以上で1日目が終了。
結局振り返ってみると初日の成果が一番大きかった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-07-31 22:17 | トンボ | Comments(4)
都会の片隅に生きる小さな命 ②
2か所目での目的はムスジイトトンボ。コバルトブルーが涼しげで好きなトンボだ。駅前のガストで「冷やし塩レモンラーメン」を食べて出発(レモンが効いて面白い風味)。ここは来たことがある場所なので、多分撮れるだろうと思っていた。ムスジイトトンボは暖地性のトンボ。温暖化が進んでどんどん分布を広げるかというとそうでもなく、関東ではまだ限られた場所でしか見られない。
ポイントに着くと暑い!そして思ったより少ない。
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オスがテリを張って時々追いかけあっているが、連結はほとんど見つからない。同時に見たのはせいぜい2ペア。ここは足場の関係で撮影しづらい。前回は池に落ちる(!)という苦い経験があるので、今回は慎重に行動する。
数少ないペアもヒヌマイトトンボに比べて数段敏感で、近寄るのが難しい。そもそも岸近くにはなかなか近づいてくれないのだ。それでも180mmマクロで何とか交尾(初撮影)と産卵シーンをゲット。
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本当は水中産卵をTG-3で撮影、というのが夢だったが、そもそもこの日は水中産卵が見られなかった。
ちょっとうれしかったのは連結後のオスの移精行動が撮れたこと。
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交尾はしばらく続くけど、移精行動はあっという間に終わるので、どのイトトンボでもなかなか機会がないのだ。
最後の場所に着いた時はもう日が傾きかけた午後4時前。目的はベニイトトンボ。ムスジイトトンボと同じく暖地性のトンボであるが、こちらは関東では産地が消えつつある。
ここは初めての場所だが、多分撮れるだろうと踏んでいた。発見まで意外と時間がかかったのは、もうすでにお休みモードになっていたから。
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菖蒲の茂みに何匹も集まって休んでいた。なぜか見つかるのは狭い範囲だった。残念ながら生殖活動は終了していたが、都内での初撮影だったので行った甲斐はあった。
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この日は珍しくすべての場所で目的種に出会えたうれしい日となった。
実はこの日の目的の一つは新調したPENTAX K-S2に慣れることだった。特にバリアン液晶を使った低い位置での撮影に。トンボが相手だと陸上の様に寝そべって撮れないので便利かなと思って買ってしまった。K-5の液晶が調子悪くなったこともあって。前回と今回記載した写真の大部分はバリアン液晶を使ったものだ。
K-S2を使っての印象:
バリアン液晶には慣れる必要がある。特に望遠マクロだと虫を視野に入れるのが一苦労。
ピント合わせもファインダーより難しい。
フィールドではつい夢中になってバリアン液晶のヒンジ部を壊さないよう注意しないといけない。
小ささが魅力のK-S2であるが、背面のレバー操作がし辛い。またカメラを持ち替えたりしたとき無意識にレバー類を押してしまうことがある。
画質には大満足です。
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Top▲ | by dragonbutter | 2015-07-14 22:52 | トンボ | Comments(2)
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