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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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旅立ちまでは長かった
トンボのスプリング・エフェメラルといえばムカシトンボ。東京近郊では羽化のピークは過ぎていると考えて北関東へ出かけた。
3年前に羽化を見たポイントである。その年より3日早い。朝は近くの町で7℃まで下がっていたので、ここでは5℃以下に冷え込んだのは確実である。10分ほど歩いてポイントに着くまで蝶も飛ばない。着いたのが8時頃。3年前の場所を中心に探し回ったが羽化殻すら見つからない。フライングも頭をよぎる中、沢を変えてみようと林道を下り始めた時(8時50分)、川側の低い位置にある低木の幹に黒い虫が動いているのが視界をよぎった。羽化のために現れたムカシトンボのヤゴだった。

幹を休むことなくちょこちょこと登り、分枝部を過ぎてオーバーハングになったところでピタッと止まった。定位(羽化するために静止した状態)だ。
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初めてお会いする横浜のYさんがやってきてここから一緒に観察が始まった。
定位して33分、背中が割れて成虫が見えてきた。
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この体勢ででしばらく休んだ後、頭を持ち上げて腹部を抜く。
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その後が長かった。翅が伸びきってから透明になるのに時間がかかった。
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午後2時を過ぎた。太陽の位置が変わって日陰になってしまった。気温も下がり始めた。
そのうち前肢で頭部を掻き始めた。処女飛行の前兆である。しかしそれでも飛ばない。もしかして今日は飛び立たないのでは、という会話も出てきた。やっと翅を開いて震わせ始める。
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そして14時44分、弱々しく飛び立ち木立の上に消えた(この時ハイスピードシンクロにしてなかったのが大チョンボ)。
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よく頑張ったね。羽化に要した時間は定位から旅立ちまで5時間54分だった。結局見つけたのはこの1匹だけだったけど、這い上がるところから撮れたのはうれしかった。撮影にご一緒させていただいたYさん、ありがとうございました。お陰様で長ーい待ち時間を蝶やトンボ談義で楽しく過ごせました。
その直後携帯にメールが入った。こちらも長いことかかったけど、やっと社会人となり旅立った息子が初めて給料をもらったので夕飯をおごってくれるらしい。夜は家内共々焼肉をご馳走になった。昼にコンビニおにぎりだけだったので余計に美味しかった。これで父親としての役目もひとまず終了した。
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Top▲ | by dragonbutter | 2017-04-25 05:57 | トンボ | Comments(4)
ホシミスジ成長日記20170420
玄関先のホシミスジ幼虫、3匹のうち2匹は行方不明である。生き延びることができなかったのかもしれないし、ユキヤナギの葉が茂ってきて見つからないだけなのかもしれない。しっかりと探せない理由は、この株が隣家との境界にあるためカメラをぶら下げて枝を持ち上げたりしていたら絶対怪しまれそうだからだ(笑)。
3匹目は他に比べて小さめだったけど元気。4月15日には越冬巣のすぐ隣にいるものの、もう戻らなくなった。
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その5日後(4月20日)。1齢進んだのだろう(5齢?それにしては小さい気もする)、胴部背面の突起も立派になって、チャームポイントの緑がかった白色斑もはっきりしてきた。
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これは出勤前の6時49分に撮ったもの。枝の元の方を向いて、頭部のみを枝から下に外した姿勢で静止している(蝶類生態図鑑によると終齢幼虫の癖の様である)。もう戻らなくなった越冬巣から静止している部分までは枝が糸でしっかり補強されている。これから毎日のように大きくなるのだろう。
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Top▲ | by dragonbutter | 2017-04-20 23:27 | チョウ | Comments(0)
春の渓流と林道
日曜日も晴天で気温もぐんぐん上がり、東京で初の夏日を記録した。
多摩西部で撮った渓流と林道の蝶を掲載する。
先ず渓流。
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何といってもこの時期多いのがスギタニルリシジミ。まだ新鮮な個体が多かった。落ち葉に付いた鳥の糞に集まっていた。
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一度だけトラフシジミも吸水に河原の石に降りてきた。
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林道に染み出た水場は春の蝶の社交場だった。やはり一番多いのはスギタニルリシジミ。
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明るい色合いのルリシジミも混じっていた。
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ミヤマセセリも。
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この他に越冬後のウラギンシジミ、テングチョウもいた。林道脇のキブシにコツバメが来ていた。
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Top▲ | by dragonbutter | 2017-04-17 19:09 | チョウ | Comments(2)
春爛漫
忙しかったり天気が悪かったりの週末が続いていた。
今週はようやくフリーの週末と好天が重なった。4週間ぶりだ。久しぶりにちょっとだけ早起きして、去年も行った茨城西部に出かけた。筑波山を間近に望める河川敷。この時期だと草丈も低いので自由に歩き回れて楽しい。
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去年はボロが1匹しか見られなかったミヤマチャバネセセリが今日は沢山いた。
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気温が上がるとテリ張りが始まり、他の蝶が飛ぶとすごい勢いで追飛した。枯草の中にとまると判りづらかった。
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ギンイチモンジセセリはまだ出始めだろう。今日羽化したのか、とまると腹端から体液を排泄しているものもいた。
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青い鱗粉がのった春型のツバメシジミのメスも撮れた。
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真っ白の裏面との対比がきれいだ。
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ヒメウラナミジャノメも発生して季節が随分と進んだことを実感した。
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ここの目的はベニシジミの白化型の新鮮個体(去年白化型の率が高かったので)とホンサナエの羽化であったが、どちらもうまくいかなかった。ホンサナエは処女飛行の個体はいたのでどこかで少数羽化していたはずだけど。
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いずれにしてもMyトンボシーズンも始まった。
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Top▲ | by dragonbutter | 2017-04-15 21:30 | チョウとトンボ | Comments(4)
ヤゴ飼育のアイテム
先週末は4年ぶりに神奈川のギフを見に行ったけど、薄日は時々射すものの気温が低くて惨敗。ここで見られなかったのは初めてだった。今週末もダメそう(泣)。
そこでヤゴネタでも。
ヤゴの種類が同定できない場合、悔しいので終齢まで飼うとか、羽化するまで飼うことがある。
飼育自体を目的にはしていないので出来るだけ簡便な(手抜きな)方法が良い。
飼育容器はすべてタッパーかプリンカップ。
餌は(1)冷凍アカムシか(2)ブラインシュリンプ耐久卵。いずれもペットコーナーで大概手に入る。
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これですべての種類が飼えるはず。ただし(1)はピンセットでつまんで目の前で動かしてやらないと食べないので、数多く飼うとなると大変かも。(2)はペットボトルの口を切り取った容器で飼育するが、ヒーターとエアポンプ使用が必須。
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回収もややめんどうくさい(後述)。
以下は先達から教えていただいたり、自己流で使っている飼育アイテム。いろんな方法があると思うが意外なものが役に立つ。
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最初は割り箸を斜めに置いて羽化させていたが、ハラビロトンボ?のヤゴが脱走して行方不明になった。ある方から剣山に割り箸を垂直に立てると防ぐことができると教わった。
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それでも脱走するヤゴがいた。そこで素行の悪そうなヤゴはこのような大きな容器に入れて飼育。
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今のところこれで脱走は防げている。
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これは台所用の油濾紙と漏斗。ブラインシュリンプの回収用。
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このようにして上からシュリンプの発生した液(食塩を含んでいる)を流し込む。少量の水道水を流して塩分を除いてから油濾紙を取り出し裏返し、少量の水にシュリンプを放して餌の出来上がり。
せっかく羽化しても、イトトンボなんかだと狭い部屋とは言え行方不明となる。そこで折り畳みの卓上キッチンパラソルを通販で購入した。
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そういえば昔は食事にハエがとまるのを防ぐためどこの家にもあったが、最近室内でハエなど見なくなったね。本来は虫の侵入を防ぐためのもの、しかし今回は虫が逃げないようにするため(笑)。全く逆の目的だ。
こういった感じで多くのヤゴの飼育が可能であるが、流水に住むヤゴの一部の飼育は比較的難しく、エアレーションが必要だという。なのでほとんど撮影後リリースしているが、後で同定できなくて悔しい思いをすることもある。
飼育は長期化することもあるので、容器には必ずメモを貼っておかないと、どこでいつ採ったヤゴかわからなくなってしまう。
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Top▲ | by dragonbutter | 2017-04-08 19:31 | ヤゴ | Comments(2)
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