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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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所沢ゼフ祭り
あっという間に今年もゼフィルス(ゼフ)のシーズンが通り過ぎようとしている。
ゼフィルス(ギリシアの西風の神)とはチョウ仲間で人気の高いシジミチョウの一群である。
昨年雨で機会を逸した所沢の雑木林をF先生に案内していただいた。今年も予報は微妙であったが、前日に急遽好転し、絶好の日和となる。
林の一角に着いたのが9時過ぎ。林の縁を歩き始める。最初に登場したのが派手な模様の蛾であった。交尾中である。帰ってから調べると、キオビゴマダラエダシャクという長ったらしい名前の蛾であった。普通種のようだが、交尾の写真が撮れたので、ちょっと気持ち悪いがUPしておく。
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F先生が枝を叩くとたくさんのウラナミアカシジミが飛び出した。中には下草にとまっているものもいて、撮影のチャンスも多かった。
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アカシジミもそれなりに見かけたが、少しピークを過ぎている感じで、擦れたものが多かった。
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林の中の小径を「ちょっと来い」と鳴くコジュケイが横切った。あまり人を怖がっていないようだ。
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ここにいる平地性ゼフはあとミズイロオナガシジミとオオミドリシジミだ。ミズイロは最初に一度見かけただけでずっと飛ばない。
林の中に入ってしばらく行くと大きな白黒の蝶が飛んでいる。イチモンジチョウより明らかに大きい。ミスジチョウだ!下草に止まったところをゆっくりと近づくが、邪魔な葉をよけて、良いアングルを捜していたら飛ばれてしまい二度と見なかった。見ただけでもラッキーなほど珍しいという。悔しい思いをする間もなく、今度は灰色っぽい小さなチョウが飛んだ。近づくとここではやはり少ないというオオミドリだ。2匹目はゆっくりと翅を広げてサービスしてくれた。残念ながらメスなので青緑の光沢はないが、それでも素晴らしく新鮮で、今朝羽化した個体かもしれない。
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林の中の明るい空き地のネムの木ではキチョウが産卵していた。
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一回りしてから、一応近くの別の林も点検することに。ここが大正解で、栗の花にすごい数のゼフが来ていた。枝を叩くたびに数匹ずつ飛び出すほどだ。ここでついにミズイロオナガも撮ることができ、平地性ゼフの四天王がそろった(ちなみにウラゴマダラとミドリシジミはここにはいない)。
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何と、なかなか撮れない完品の開翅写真のおまけつきであった。写真にはうまく現れていないが、翅表は日の光を浴びると虹色に光った、
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雑木林の宝石ともいえる小さな蝶たちのいるこの林、いつまでも健在でいてほしいものだ。
一日がかりでご案内いただいたF先生、ありがとうございました。祝杯のビールも格別でしたね。
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Top▲ | # by dragonbutter | 2009-06-07 21:23 | チョウ | Comments(4)
ぐずついた週末
あいにく今週末は天気が良くなかった。土曜日と日曜日の写真をまとめてUPしますが、普通種ばかりです。
5月30日(土)
仕事帰りに小山田緑地に寄る。着いたのは既に2時過ぎ。改修された池と小川でヤマサナエがテリを張っている。このオスはお腹にいっぱい土をつけているがどうしたんだろう。
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日が射さないのでどうしてもジャノメチョウの仲間になってしまった。
まずヒメジャノメの開翅写真を撮る。表だけだとコジャノメとの区別が難しい。
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次はヒカゲチョウ。暗かったんでストロボで撮ったらジャノメ模様の周りに青いリングが浮かび上がって幻想的だ。
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最後はクロヒカゲ。翅が丸くて色が薄いのでメスかな。どれもあまり真剣に撮ることのない蝶だ。
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5月31日(日)
雨が降るのは午後からだというので、さいたま緑の森博物館に行く。去年ウラゴマダラシジミのいたイボタノキでしばらく粘ったが結局現れず。もう羽化しているはずだが、曇天だからだろうか。
樹液酒場に白い蝶がひらひら飛んでいる。何だろうと近づくとアカホシゴマダラだ。
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すぐそばにオオスズメバチがいて気にしながら撮ったので、眼にピントが合っていない。10年ほど前に藤沢で発見された大陸亜種で、誰かが放蝶したと考えられている。ここにも進出したか!春型を撮るのは初めてであるが複雑な気分だ。その後アカホシゴマダラは何度か見かけたが、ゴマダラチョウ(在来種)は見なかった。飛び方はゴマダラチョウよりずっと緩慢だ。
近くの茶畑の脇のマーガレットに今年羽化した新鮮なテングチョウが食事に来ていた。そういえば越冬した個体しか撮ってなかったからいい機会だ。
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帰路は土砂降りの雨となった。あっという間に5月が終わってしまった。来週末は好天を期待したい。
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Top▲ | # by dragonbutter | 2009-05-31 17:24 | チョウ | Comments(2)
カワトンボ3兄弟
明日は天気が崩れるということなので、暑くなりそうだが、今日フィールドに出ることにする。
以前から気になっていた神奈川西部の水田。ここにはしばらく拝んでないMがいるとのこと。ちょっと早いかもしれないが行ってみるか。
車を止めてあぜ道を歩く。農家の方が耕運機で代掻きをしている。子供の頃よく見た風景だ。一部は耕作がされてないようで、休耕田のようになっている。
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ハラビロトンボがたくさん飛んでいる。このトンボ、弾丸のように飛んでは短いホバリングをしているが飛翔写真は撮れなかった。オスは成熟するにつれて黄→黒→青白色(粉を纏うため)と変化するが、黒いやつが多かった。
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Mを捜すが、アジアイト♀を一匹見つけただけだった。用水路に移動する。水路に沿った小径に足を踏み入れると、そこには半端じゃない数のミヤマカワトンボが乱舞していた。このトンボはとても大きく、翅は褐色、胴体は金緑色なので、いっせいに舞い上がるとそれは迫力ものだ。目の前をよぎると何と羽音がカサカサと聞こえるくらいだから。今までこいつらは大きな石がゴロゴロしているような河川の中上流域でしか見たことがなかったので、こんなコンクリートで囲まれた用水路にいるとは思わなかった(上が♂、下が♀)。
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用水路の中で生き物の調査をしている女性がいた。カチカチとカウンターを叩いている。聞くとアメンボの調査だという。このときは聞き流してしまったが、後で調べると大変貴重なアメンボが生息しているらしい。しまった!写真を撮らせてもらうべきだった(後の祭り)。「Mの発生は6月下旬になりますね。」とのこと。やっぱり。フライングだったようだ。
ふたたび水路に沿って歩く。ミヤマカワに混じってただのカワトンボもいる。こいつらはDNAを調べないとほとんど区別不可能な2種より成るので「カワトンボ」ということで最初から種類の同定はあきらめているやつだ。
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更に進むと小さめのミヤマカワがいる、、、うん?違う。羽が黒い。アオハダトンボだ。これも最近数が減っている貴重なトンボだ。去年埼玉で見たときはあまり近寄れなかったが、今日は間近で撮ることができた。翅脈が緑色に光って美しい。
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今日はM君には会えなかったが、カワトンボ3兄弟に会えてよかった。この3兄弟を同時に見られるところはそうはないんじゃあるまいか。
残念ながら、皆さんまだ未熟だったためか、異性に全く興味を示さなかった。結構面白い求愛行動をするというのだが。先日発表された、動画も撮れるPENTAXの最新機種でも買って撮りに来ようかな。「どこにそんな金があるの!」、っていう声が聞こえてきそうだ。
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Top▲ | # by dragonbutter | 2009-05-23 23:34 | トンボ | Comments(6)
メッカ訪問
昨日8日の関東地方は午前中雷が鳴って、強い雨が降った。しかし今日は晴れるという予報だった。
それを信じて、長いこと行きたかった静岡県のO沼に行くことにした。名を伏せるまでもないトンボやのメッカである。しかし夕方から会議があって、いったん逆方向の自宅に戻るのがかったるいので、車で出勤して直接目的地に向かう。
11時前に着いた途中のPAで車中泊。初めての経験だ。心配したとおり、あまり寝られなかった。車は狭いし、明るいし、寒い。全く予期していなかったのが、すごい数駐車している大型トラックのアイドリングである。一晩中エンジンをかけている車が多いのだ。かなりの騒音だ。ちょっと寒かったから暖房を効かせているんだろうか。エコには良くないとは思うが、彼らにとって睡眠時間が死活問題なんだろうから、一概に非難はできない。
3-4時間は寝ただろうか。5時過ぎに起きて、途中朝飯を食べて現地に着いたのは6時半過ぎだった。ちょっと早すぎないか、と思いながらも沼を回り始める。昨日の雨で朝露がいっぱいで歩きにくい。すぐに靴の中が濡れてくる。朝日を浴びて未熟なモノサシトンボのメスが現れた。
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もう30年以上も前になると思うが、1回だけここに来たことがある。しかしそのときのことは何故かよく思い出せないのだ。時期が遅かったせいか、1匹だけベッコウを見た記憶と、当時から地元の方たちがトンボの保護活動をしていたことは覚えている。
ベッコウトンボは日本で最も絶滅が危惧されているトンボのひとつであることは私でも知っているので、是非ちゃんと撮影したいトンボであった。羽化の最盛期は過ぎていたが、運良くその場面を撮ることができた。
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もう既にいわゆる鼈甲色の個体はほとんど見ることはできず、黒っぽく成熟した個体がほとんどであった。
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しかしこの色もなかなか味わいがある。昼に近づき気温が上がると活発な縄張り争いを繰り広げ、パトロール中のクロスジギンヤンマに果敢にもスクランブル発進をしていた。
お気に入りの場所には一度飛び立ってもしばらくすると戻ってくるので、そこを狙って飛翔写真を試みた。
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もう1種、なんとか撮りたいと思っていたのが関東では極めて稀であり、ずっとあこがれであったトラフトンボ。ここにいるということは聞いていたが、ポイントがわからないまま歩き続けて隣の池にやって来た。岸辺に降りられる場所があったので、そこから池を見ていると中型のトンボが水面を行き来している。腹部の黄色と黒の斑模様、緑色の目、間違いなくトラフだ!縄張りの巡回に余念がなく、まったくとまる気配がないので飛翔写真を狙うが、ほとんど停止飛翔(ホバリング)をしないため、慣れない私は極めて難儀した。幸いピーカンだったので1/1000 secのストロボなしで撮影できた。何とかウェブになら載せられる程度に撮れたものが少数あった。
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他にも撮りたかったものはあったが、とりあえず私にとっての両横綱とご対面できたのでよしとしよう。寝不足の割には体も快調であった。帰りに見た富士山はまだ7合目あたりから上が真っ白だった。
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ベッコウトンボはここでは健在とはいうものの、ほとんどが実験池から羽化したもののようで、まだ地元の方の保護活動なくしては生きていけないようである。長いこと活動を続けておられる方々には本当に頭が下がります。今日はHPや掲示板でおなじみの方々が何人か来られていたようだが、認識できなかったり、少し時間がずれていたりで、お話できなかったのが残念だった。
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Top▲ | # by dragonbutter | 2009-05-09 23:20 | トンボ | Comments(7)
赤城姫に会いに
明日から天気が崩れそうなので、連休最後の遠出をする。
赤城ヒメギフ撮影だ。
以前は群馬県の北部にいくつか産地があったらしいが、現在関東でヒメギフチョウが見られるのは赤城山だけだ。
昨日はニュースで高速の大渋滞を報道していたので、家を5時半頃出たが、既に渋滞は始まっていた。
9時頃目的地に着くと、「赤城姫を愛する集まり」の方たちが集合しているところだったので、お話をしながら一緒に登り始める。途中は1匹も出現しなかったが、山頂に着くと、反対側の南斜面でかなりの数が飛んでいる。しばらくぶりにお会いするTheclaさん他、10人近いカメラマンが既に到着している。薄曇のせいか、結構とまってくれた。
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そのうち2匹がもつれ合って地面に墜落。すわ交尾か!、と思ったが、どうもオス同士の戦いであったようだ。
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一度だけスミレに訪れたが、あわてて撮ったらしっかりピンボケ。まだまだ未熟だ。むしろシャッターを押す寸前に飛び立った写真のほうが面白い(負け惜しみ)。
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超接写で写すと毛むくじゃらな顔が蛾みたいでちょっと気味悪いね。
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帰りにカタクリの花で粘ってみたが、雲が厚くなって飛来しなかった。
やや消化不良ではあったが、初めての場所だからまあまあとしよう。
帰りは覚悟していた渋滞が全くなくて、拍子抜けした。
最後になったが、赤城姫を守っておられる地元の方々に敬意を表したいと思います。
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Top▲ | # by dragonbutter | 2009-05-03 21:18 | チョウ | Comments(2)
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