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by Animal Skin |
Hさんとbanyanさんをお誘いして4年ぶりにクモマツマキチョウ(クモツキ)を撮りに行った。今回も南アルプスにこだわって、今度は長野県側から入った(前回は静岡県)。
尾根を巻きながら林道を進むもなかなかクモツキは現れない。というかチョウ自体が少なく、ヤマトスジグロが時々飛ぶ程度。1時間以上歩いてもいっこうに現れず、お誘いしておいて「手ぶらで返すわけにはいかない」(どこかで聞いたような)、とちょっと焦り始めた時、初めてオレンジが飛んだ。ちょうど10時だった。久しぶりに見るクモツキはやはりきれいだった。しかし我々の気を持たせるように周囲を行きつ戻りつ飛び回った後、絶対無理という斜面のはるか下にとまった。その約20分後、今度のオスはしばらく飛び回った後高いところにとまった。雪渓の残る急斜面だったが、今度は近づくのが不可能ではない場所だった。ステップを切りながら慎重に登って何とか撮影。 ということで目撃が5回ほど(もう少しあったかも)ですべてオス。少し早かったのかもしれないが、やはり南アルプスのクモツキは難しいなと実感した。 ここでは可憐な花も撮影できた。上からミヤマスミレ、シナノコザクラ、ホテイラン。
日曜日に北関東の沼に行った。この時期に行くのは初めてだった。いつもは6月なのでエゾハルゼミの声を聴きながら登るのだが、まだ発生していないようだ。
沼ではエゾイトトンボが発生初期だった(上オス、下メス)。 湖面ではまだトンボは見なかったがヨツボシトンボの羽化殻はたくさん見つけた。処女飛行を終えて羽を休めるメスがいた。 引き上げようかと思って歩いていたら濡れたヤゴが湖岸の草むらを足早に歩いていた。だいぶ焦っているようだった。羽化のがまんができないのか、無防備で危険の状況はできるだけ短くしたいのか。もう9時半をまわっていた。写真に撮る間もなく草にしがみついて登りだした。いくつかの葉を抱きかかえて定位した場所は地面から10cmもないところ。 第二のポイントでは暗い日陰でピッカピカのカラスアゲハのメスの別嬪さんがウツギにとまっていた。しかも全開翅で静止していたのだ。しかしどういうわけかクリップオンストロボが光らない!!おかげで撮れた写真はみなボケている。 ヨツボシトンボは普通種だが、羽化の一部始終を観察できてよかった。 yodaさん、第一ポイントでは行き違いになってしまい残念でした。
翌日から天気が良くないようなので4日も都内を見て回ることにした。
最初の渓谷ではこれといった収穫なし。ムカシトンボは何度か見たがどれも一瞬の出来事だった。渓流性のサナエトンボの産卵にもまだ早かったようで、ヒメクロサナエも羽化直だった。カラスアゲハが林道で吸水していた。 現地で偶然一緒になったHさんと里山に移動した。ここでもこれといった成果はなく、車を止めた場所に戻る途中ウスバシロチョウの多い畑で撮影した。農家の方も快く承知してくれた。キャベツとダイコンの花で吸蜜する場面が撮れた。 畑の傍の林縁で明らかに雰囲気が違うウスバシロを見つけた。黄色っぽくて黒味の強い個体だった。 卵は産卵直後はオレンジ色だったが、あっという間に白くなった。 初めてのシーンが撮れてうれしかった。
連休後半1日目(3日)はトラフトンボ狙いで千葉へ。高速も順調だったが貝塚IC付近で交通事故のため通行止め(泣)。高速の出口と次のICまでの一般道が激混みで1時間以上はロスした。
現地に着くと数人の採集者がいた。簡単に挨拶をして沼の周囲を歩き始める。トラフはあちこちで縄張りを張っており、未熟な個体は周囲の原っぱの上空を飛んでいる。採集者は撮りやすいからかこちらを狙っていたが、僕はもちろん沼を飛んでいるオスが対象だ。 トラフの飛翔撮影の難易度は中程度かな。サラサヤンマやマダラヤンマほどホバリングは長くないが、短い時間停止するし、決まったコースを往復する個体も多い。短いホバリング中にマニュアルでピントを合わせて撮るか、置きピンでファインダーを覗き、遠くから近づく個体のピントが合う直前にシャッターを押す。チャンスはいくらでもあるのでたくさんとれば何とかなると思ったのだが・・・。300枚以上シャッターを押してまあまあのカットはほんの10枚程度。 帰りの道路は順調で4時ごろ帰宅できた。そこで夜は家内と神宮にプロ野球観戦に行くことにした。私はヤクルトスワローズファン(最近あまり熱心ではないけど)。大学時代の同級生がヤクルトファンで神宮に何回か通ううち感染した。それが家内にも感染している。新聞屋さんもそれを知っていて、年に何回か神宮のヤクルト戦の外野席券を持ってきてくれる。しかしなかなか都合が合わなくて行けないことも多かったのだ。 4連休初日とあってヤクルト阪神戦は超満員。ナイター日和の中、1年ぶりの観戦を楽しんだ。結果ですって?楽しめたということはもちろん、、、。
ムカシトンボの撮影の後移動した先は休耕田だった。去年はクロスジギンヤンマやハラビロトンボが羽化していたが、今年は少し早かったのか両方とも見られず、シオヤトンボが元気に飛び回っていた。
そして去年は全く見ることのなかったコサナエのオスがたくさん発生していた。 コサナエをまともに撮影するのは3年ぶり、産卵は実に6年ぶりだった。とても撮影しやすい場所なので今後羽化や交尾写真など狙えそうな場所だ。
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