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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
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メッカ訪問
昨日8日の関東地方は午前中雷が鳴って、強い雨が降った。しかし今日は晴れるという予報だった。
それを信じて、長いこと行きたかった静岡県のO沼に行くことにした。名を伏せるまでもないトンボやのメッカである。しかし夕方から会議があって、いったん逆方向の自宅に戻るのがかったるいので、車で出勤して直接目的地に向かう。
11時前に着いた途中のPAで車中泊。初めての経験だ。心配したとおり、あまり寝られなかった。車は狭いし、明るいし、寒い。全く予期していなかったのが、すごい数駐車している大型トラックのアイドリングである。一晩中エンジンをかけている車が多いのだ。かなりの騒音だ。ちょっと寒かったから暖房を効かせているんだろうか。エコには良くないとは思うが、彼らにとって睡眠時間が死活問題なんだろうから、一概に非難はできない。
3-4時間は寝ただろうか。5時過ぎに起きて、途中朝飯を食べて現地に着いたのは6時半過ぎだった。ちょっと早すぎないか、と思いながらも沼を回り始める。昨日の雨で朝露がいっぱいで歩きにくい。すぐに靴の中が濡れてくる。朝日を浴びて未熟なモノサシトンボのメスが現れた。
メッカ訪問_e0167571_118890.jpg
もう30年以上も前になると思うが、1回だけここに来たことがある。しかしそのときのことは何故かよく思い出せないのだ。時期が遅かったせいか、1匹だけベッコウを見た記憶と、当時から地元の方たちがトンボの保護活動をしていたことは覚えている。
ベッコウトンボは日本で最も絶滅が危惧されているトンボのひとつであることは私でも知っているので、是非ちゃんと撮影したいトンボであった。羽化の最盛期は過ぎていたが、運良くその場面を撮ることができた。
メッカ訪問_e0167571_1184570.jpg
メッカ訪問_e0167571_11104325.jpg
もう既にいわゆる鼈甲色の個体はほとんど見ることはできず、黒っぽく成熟した個体がほとんどであった。
メッカ訪問_e0167571_11113080.jpg
しかしこの色もなかなか味わいがある。昼に近づき気温が上がると活発な縄張り争いを繰り広げ、パトロール中のクロスジギンヤンマに果敢にもスクランブル発進をしていた。
お気に入りの場所には一度飛び立ってもしばらくすると戻ってくるので、そこを狙って飛翔写真を試みた。
メッカ訪問_e0167571_11115065.jpg
もう1種、なんとか撮りたいと思っていたのが関東では極めて稀であり、ずっとあこがれであったトラフトンボ。ここにいるということは聞いていたが、ポイントがわからないまま歩き続けて隣の池にやって来た。岸辺に降りられる場所があったので、そこから池を見ていると中型のトンボが水面を行き来している。腹部の黄色と黒の斑模様、緑色の目、間違いなくトラフだ!縄張りの巡回に余念がなく、まったくとまる気配がないので飛翔写真を狙うが、ほとんど停止飛翔(ホバリング)をしないため、慣れない私は極めて難儀した。幸いピーカンだったので1/1000 secのストロボなしで撮影できた。何とかウェブになら載せられる程度に撮れたものが少数あった。
メッカ訪問_e0167571_11121994.jpg

他にも撮りたかったものはあったが、とりあえず私にとっての両横綱とご対面できたのでよしとしよう。寝不足の割には体も快調であった。帰りに見た富士山はまだ7合目あたりから上が真っ白だった。
メッカ訪問_e0167571_11124154.jpg
ベッコウトンボはここでは健在とはいうものの、ほとんどが実験池から羽化したもののようで、まだ地元の方の保護活動なくしては生きていけないようである。長いこと活動を続けておられる方々には本当に頭が下がります。今日はHPや掲示板でおなじみの方々が何人か来られていたようだが、認識できなかったり、少し時間がずれていたりで、お話できなかったのが残念だった。
Top▲ | by dragonbutter | 2009-05-09 23:20 | トンボ | Comments(7)
Commented by Matsz at 2009-05-10 19:32
遠征お疲れ様でした。現地でお会いしてたかもしれませんね。この日はトンボ撮りの人は思ったより少なく、インターネットのお知り合いお二方にお会いしたほか、数人に会っただけでした。9時前に、池でトラフを撮っていましたら、お一人いらして、私は子供連れだったので、すぐにその場を後にしましたが、その方がひょっとしてdragonbutterさんだったのでしょうか?私も30年以上前に現地に何度か通っていましたが、その頃はセンターのあったあたりも沼で、その辺でもベッコウトンボが最も多く見られ、群れていました。今ではプラ容器を自分のすみかと信じ込んで必死に縄張りを張っている姿が哀れを誘う気もします。どこかでお会いするかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。
Commented by dragonbutter at 2009-05-10 20:56
Matszさん:
コメントありがとうございます。
当日の記録からしますと、私が池に着いたのが9時半近くでしたので、残念ながらすれ違いだったと思います。そのときは、Matszさんの掲示板に投稿しておられる、ゆいさんがおられたのですが、これもメールをいただくまでわかりませんでした。
私も沼を群れ飛ぶベッコウトンボを見られるようになったら、と思いました。
またどこかでお会いするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
Commented by Dragonbutter at 2009-05-10 22:45
Matszさん:
やはりゆいさんからのご指摘で、池についてすぐにお会いした方がMatszさんだったようです。会釈だけで大変失礼しました。
これからもよろしくお願いいたします。
Commented by mari_ca at 2009-05-11 09:12
羽化の瞬間を撮影することができたなんて羨ましい!
狙ってもそう簡単に撮れるものじゃありませんよね。^^

ベッコウトンボって、以前キングスキャニオン国立公園で見かけた、Twelve-Spotted Skimmerという大きなトンボを思い起こさせます。
ベッコウトンボのほうが、やや地味ではありますが。
飛んでいるときに、黒っぽい模様がチカチカして、すごくキレイだったのを覚えています。^^
ちなみにこれがそのときの写真です。(記事中上から7枚目)
⇒http://mari92116.exblog.jp/8818418
Commented by dragonbutter at 2009-05-11 22:59
mari_caさん、ありがとうございます。
Twelve-Spotted Skimmer、羽がゴージャスですね。飛んでいるところはさぞきれいだったことでしょう。
大変鋭いご指摘です。ベッコウトンボの学名はLibellula angelinaといいますから、Twelve-Spotted Skimmer(Libellula pulchella)と同じ属(ヨツボシトンボ属)です。
所変われば何とやらで、アメリカのトンボ相は日本とあまり重なっていません。ちゃんと観察しておけばよかったと悔やまれます。
Commented by ジェッタ〜 at 2009-05-12 13:25
おぉ!? すごいスレ数、トンボ人気はスゴイんですね〜

羽化写真はぜひにでもライティングしてイカス構図でじっくり撮りたいですね〜、羽化直後の透き通った状態を裏からライトあてて冷たい感じで撮れたらイカスだろ〜な〜、羽化は実に神秘的です

っとスレ入れしてますが・・・そもそもトンボって何時頃が平均的な羽化時間帯なんでしょう? トンボの事はな〜んにも知らないけどライト機材をかついでいつか挑戦してみたいです。
Commented by Dragonbutter at 2009-05-12 22:55
ジェッタ〜さん:
やはり早朝から午前中に羽化するものが多いと思いますが、なかには夜間に羽化するものもいるようです。ちなみにこのベッコウトンボの羽化を撮ったのは午前7:30頃でした。
ジェッタ〜さんなら、カゲロウの写真みたく神秘的な写真が撮れるんではないでしょうか。
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