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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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しまなみを超えて その1
先週末の連休は土曜日に広島出張を命じられた。用件は土曜日1日で終了する。おまけに天気予報は完璧なので赤とんぼを探してみようと思った。しまなみ海道を使えば6つの島を通り抜け、1時間足らずで四国に到達する。
しまなみを超えて その1_e0167571_237782.jpg

四国の瀬戸内側は雨が少なく灌漑用のため池が特に多いと中学の地理で習った記憶がある。国土地理院の地図であたりをつけた池を巡ってみる。先ず最初の池に到着するも私有地の畑を通り抜けなくてはならないし、その向こうには柵があって池に出るのは困難と判断。第二の池は思ったより山手にあった。池に近づくとこんなトンボがちょこんととまっている。
しまなみを超えて その1_e0167571_2372612.jpg
ナニワトンボのメスだ。期待を持たせる池だったが、周りがとても急で水際に行くのが危険だ。ただ1ヶ所コンクリートの階段を見つけたが、とても狭いうえ左右に移動できない。ここでじっと待つのは効率が悪そうなので諦めた。種類によっては午前中で産卵行動が終わるので、ちょっと焦り始めながら第3の池へ移動。第3の池は人里に近かった。この一帯は今日秋祭りらしく、太鼓の音が聞こえ、法被を着た男達から高揚感が伝わってくる。土手を越えて池に近づくと、ここでもアカトンボが秋祭りの真っ最中で、想像を超えたシーンが目に飛び込んできた。関東で見ることはもう無理かと思われるオオキトンボのペアが岸辺のあちこちで競うように産卵していたのだ。入れ替わり立ち代り連結したペアが飛来し、そこにペアになれなかったオスがスクランブルをかけている。
しまなみを超えて その1_e0167571_2381497.jpg
しまなみを超えて その1_e0167571_238212.jpg
しまなみを超えて その1_e0167571_2383382.jpg

メスの腹端にこんな糸状のものが伸びていた。
しまなみを超えて その1_e0167571_23111837.jpg
卵だけでなく粘液も一緒に排出しているのかな。このトンボは4年前に1回だけ関東で撮ったことがあるが、未熟なやや黄色っぽいやつだった(下写真)。
しまなみを超えて その1_e0167571_23144013.jpg
このとんぼはアカネの仲間であるが成熟しても赤くならず、赤銅色に変わる男性的なトンボ。日本でいちばん大きな赤とんぼだろう。
しまなみを超えて その1_e0167571_2315342.jpg

アカネのほとんどがオオキであるが、時々翅が薄赤く見える赤とんぼが混じっている。
しまなみを超えて その1_e0167571_23152374.jpg
ホバリングが得意そうだ。
しまなみを超えて その1_e0167571_23154847.jpg
予想通りタイリクアカネだった。名前からはいかにも大陸から飛来した迷トンボのようだが、れっきとした国産トンボ。めずらしいトンボではないが、なぜか関東、東海を除く不思議な分布をするトンボなので、私には初見、初撮影となった。残念ながら連結や産卵は見られなかった。
アキアカネやナツアカネが全くいないのも関東の池とは異なる点だ。正午を過ぎると産卵もひと段落してため池も落ち着きを取り戻したので、近くのラーメン屋で昼食をとって念のため戻ってみると、役者ががらっと変わって祭りの第二幕が始まっていた。
Top▲ | by dragonbutter | 2012-10-09 23:22 | トンボ | Comments(6)
Commented by banyan10 at 2012-10-10 20:29
四国は行ったことありません。というか、兵庫より西は沖縄だけです。(^^;
関東では本当に厳しい状況のオオキトンボが多く見れるのですね。
こうした写真を見るとキトンボと似た生態に思えますね。
続編もまだ見ない種が出てきそうで楽しみです。
Commented by maximiechan at 2012-10-10 22:47
例の場所のオオキトンボは、もしかしたらまだ生存しているのかもしれませんが、最近は探そうとも思いません。結局、数年前のとある日に2頭見ただけです。
四国は楽園のようですね。
連結の3枚目の写真は動きも感じられて素晴らしいです。
タイリクアカネですか。そんな不思議な分布をしているのですね。
今年、埼玉の丘陵地帯ではナツアカネが多いように感じます。
Commented by dragonbutter at 2012-10-10 23:39
banyanさん、コメントありがとうございます。
意を決して渡ってしまいました(笑)。
見た目だけではなく、午前中に産卵するなど、生態も似ているみたいです。
名前のとおりオオキの方が一回り大きくて腹部がスマートです。
西日本にはまだ多産地があるようです。
Commented by dragonbutter at 2012-10-10 23:40
maximiechanさん、コメントありがとうございます。
仰るとおり関東の人間にとってここはまるで楽園でした。
メスがひっくり返りそうになるまで腹部を振り下ろしているとは写真を撮らないとわかりませんね。
ナツアカネは今年まともに見ていません。産卵を撮りたいです。
Commented by CLと棒 at 2012-10-12 23:07
う~~~ん、四国ですか~~。
私も未知の場所です。^^;

ところ変われば・・・といいますが、見たことないトンボですね。^^

以前の記事で、ベニヒカゲの飛翔と牛、すごいとりあわせですね~~。(笑)
Commented by dragonbutter at 2012-10-13 22:31
CLと棒さん、コメントありがとうございます。
四国はトンボ天国のようです。
まだ見たこともないトンボがこの他にも数多くいるはずです。

ベニヒカゲと牛を同時に収められる場所は確かに少ないかもしれませんね(笑)。
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