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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
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都会の片隅に生きる小さな命 ①
土曜日は梅雨明けを思わせる晴天が広がって暑くなった。でも気象庁からは梅雨明け宣言は出ない。多分数日後に再び雨が予想されているからだろう。
この日は首都圏の魅力あるイトトンボを探して歩き回った。東京フリー切符を使ってね。
第一ポイントの目的はヒヌマイトトンボ。日本で最後に発見されたトンボだ(南方からの侵入種を除く)。全国的に絶滅が危惧されるトンボ。大河の河口に近い汽水域が主な棲家だ。東北地方の産地のほとんどは東日本大震災の津波で壊滅したという。
東京メトロとバスを乗り継いでやって来たこの場所、何せ初めての場所で、ピンポイント情報はないので会える確率は低いと思っていた。
河川敷に降りて少年野球の練習を横目に見ながら歩き始める。多分この中の葦原にいるんだろうなあ、と思っても葦の密林には入り込める手がかりがない。
都会の片隅に生きる小さな命 ①_e0167571_10114247.jpg

しばらく歩くと、葦が心なしか開かれている踏み跡のような道があった。クモの巣をかき分けながら密林に入る。すぐに道は濁った水で満たされる。長靴を持ってきてよかった(もちろん汚い長靴でJRやメトロに乗る勇気はないので大きな袋に入れてきた)。幸い長靴を超える深さにはならない。分け入って間もなくヒヌマのオスがメスにアタックする場面に出会った。しかしメスは嫌がって葦原に消えた。オスも後に続いて消えた。数分進むと葦原が途切れて大河の岸に出た。
都会の片隅に生きる小さな命 ①_e0167571_1012495.jpg
左右を少し探索したが、ヒヌマの影はない。来た道を戻る途中2回ほど遭遇したが、撮影できなかった。
もう一度往復しようと歩き出して間もなく、交尾ペアが視界に入った。
都会の片隅に生きる小さな命 ①_e0167571_10124258.jpg
実は交尾シーンを撮りたくてここの順番を最初に持ってきたのだった。というのはヒヌマの交尾はほとんどが午前中行われるから。単独個体がとても敏感であるのに比べ、交尾ペアは意外と簡単に近寄れた。飛んでもすぐ近くにとまった。こうなればゆっくりと撮影ができる。ヒヌマの交尾はなんと平均5-6時間も続くというから。
都会の片隅に生きる小さな命 ①_e0167571_10125988.jpg
都会の片隅に生きる小さな命 ①_e0167571_10131315.jpg

交尾は初撮影だった。ほとんどが午後に行われるという産卵も撮りたかったが、あまりきれいとはいえない暑苦しい葦原で蚊に刺されながら待つのは耐えられそうもないので、この日は次のポイントに移動した。ヒヌマイトトンボは関東で3か所目の撮影となった。

参考
奈良岡弘治、TOMBO, 56, 91-95, 2014
Top▲ | by dragonbutter | 2015-07-12 10:16 | トンボ | Comments(6)
Commented at 2015-07-12 16:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by banyan10 at 2015-07-12 20:38
ヒヌマイトいいですね。
交尾の撮影おめでとうございます。
情報が少ない中でしっかり撮影するのはさすがですね。
Commented by dragonbutter at 2015-07-12 21:14
鍵コメさん、ありがとうございます。
ずっと生き延びてほしいです。
お尋ねの件に関しまして、鍵コメで入れておきました。
自信ないですが。
Commented by dragonbutter at 2015-07-12 21:18
banyanさん、こんばんは。
大体の場所の見当はつきますが、撮影できるポイントを見つけるのは必ずしもうまくいかないので、何とか達成できてうれしかったです。
Commented by mikiosu at 2015-07-13 11:23
こんにちは。
ヒヌマイトトンボ、新ポイント開拓おめでとうございます。
私も一昨年から、あの辺りに行けばいるかなあ、と思いつつ、踏ん切りがつかずに未見のままです(苦笑)。
やっぱり長靴持参ですか、ちょっとハードル高いですね。
Commented by dragonbutter at 2015-07-13 22:40
みき♂さん、コメントありがとうございます。
わたしにとっては新ポイントでも、有名ポイントの一つです。
もっといいアクセスポイントがあるのかもしれませんが、このピンポイントでは長靴が必須でした。
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