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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
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舞い降りた崖の上の貴婦人
久しぶりに蝶の話題です(笑)。
日曜日はFさんとHさんをお誘いしてツマジロウラジャノメを探しに山梨の林道に出かけた。メスはぼろぼろの証拠写真、オスもあまり近づけなくて満足度の低い写真しかないのだ。
最初に入った林道では初めは天気が芳しくなくて気温も低めなためか、蝶自体がほとんど見られなかった。車でどんどん奥に行くと白樺が表れて明るい伐採地に出た。キオンやヒヨドリバナ?といった花々が咲き乱れ、アサギマダラがたくさん飛んでいる。残念ながらここは鹿よけの柵が厳重に張り巡らされており、蝶たちに近づくことができない。しかし防護柵の向こうで吸蜜中のギンボシヒョウモンに違和感があった。
舞い降りた崖の上の貴婦人_e0167571_23493068.jpg
飛び古した個体ではあるが、地色の褐色がやけに白っぽい部分がある。黒点はしっかり残っているので鱗粉がはがれたのではなさそう。
舞い降りた崖の上の貴婦人_e0167571_23494660.jpg
どうやら白化型のようだ。帰ってから調べるとギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンの白化型がウェブでもいくつか見つかった。その目で探せばそれほど珍しくはないのかもしれない。裏面を詳しく見たいところだったが、飛んで行ってしまった。
結局目的のツマジロウラには会えなくて、いったん幹線道路に出て隣の林道を探した。こちらは入って間もなくゲートで行き止まるので、あとは延々と歩いて探した。崖は次々と現れるのだが、土っぽかったり、コンクリートが吹きかけられたりしていて理想的なものはなかなか出てこない。1時間は歩いたろうか、帰り道に出るかもしれないし、そろそろ引き返そうか、いや、もう少しだけ行ってみようなどという話が出てきたころ、左手の崖をそれらしい影が。何度か飛んだジャノメチョウより明らかに小さい。コンクリートが吹き付けられた崖の高いところにとまった。オスだ。その後メスも飛んできた。なぜだろう、この崖にだけ複数のツマジロウラが飛来した。隣に草地の斜面があるのでそこで発生しているのだろうか。
しばらくするとオスは何度かストンと下りてきて法面や地面にとまってくれた。
舞い降りた崖の上の貴婦人_e0167571_2350265.jpg
色は褪せていたが、羽が欠けてはいなかった。
舞い降りた崖の上の貴婦人_e0167571_23522036.jpg
紫の花びらは崖の上のヤマハギが散ったもの。
メスは飛んでいても白斑がアクセントになって高貴な雰囲気だった。しかしなかなか降りてきてくれない。崖の上のヤマハギで吸蜜するが到底撮影できない。2度ほど我々のいるところに降りてきて、まるで偵察するかのように地面すれすれを飛んでくれたが、高所に戻ってしまう。それでもじっくりと待っていたら女神がやっと微笑んでくれた。
舞い降りた崖の上の貴婦人_e0167571_23513937.jpg
白い縁取りがすがすがしい。羽には多少擦れた跡がみられるが、ここまで近くで撮れたら満足だ。第3化なのか、それとも遅く羽化した第2化なのだろうか。山梨では標高1000m以下では年3回、2000m以上では年1回発生ということだが。ちなみにここは標高1100m余りである。
ツマジロウラは分布も広く、希種には入らないと思うけれど、なかなかいいチャンスに巡り合えなかった。雄雌とも至近距離から撮影できてよかった。
舞い降りた崖の上の貴婦人_e0167571_23523580.jpg
次は花との組み合わせで撮りたい。東京から近いので来年第1化を狙っていってみようかな。いい花が咲いているといいが。
Fさん、Hさん、お疲れさまでした。お誘いした立場上、最後になって舞い降りてくれてホッとしました。
Top▲ | by dragonbutter | 2015-09-14 23:52 | チョウ | Comments(2)
Commented by yurinBD at 2015-09-15 06:03
ツマジロウラジャノメを広角で撮影された最後のお写真、
崖にとまる様子がよく分かり、いいですね!
近接されて撮影された表翅、白い縁取りと紋が綺麗ですね!
Commented by dragonbutter at 2015-09-15 22:13
yurinさん、コメントありがとうございます。
このオスはとてもフレンドリーだったので広角で撮ることができました。
コンクリートが吹き付けられた崖ですが、ここは人気スポットでした。
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