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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
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富山のヒラサナエ
平成と令和を挟んだ二日間は仕事が入っていた。
連休後半は富山にある家内の実家に車ではるばる帰省。義父が手術を受けたのでお見舞いも兼ねて。お陰様で回復は順調の様だった。
往路の途中、糸魚川で高速から下りて姫川沿いに南へ。あわよくばクモツキを見込んでいたが空振り。フライングの可能性あり。
富山のヒラサナエ_e0167571_22162421.jpg
越冬後のクジャクチョウがいた。ここは標高250mほどしかないが、豪雪地帯のためか、北アルプスにつながっているためか、山地性の蝶が見られる。
富山には何度も行っているが、正月とお盆がほとんどで、1度だけ4月にギフを探して撮影したが、それ以外蝶とトンボを撮った記憶がほとんどない。今回は平地のギフには遅いし、あまり山奥に分け入ってギフを探す意欲もない。さてどうしようかと前もって考えてみた。そういえばトンボでヒラサナエ(モイワサナエの亜種)がいる。富山県西部にわずかな産地があるらしい。GWなら最盛期かも。
ピンポイントの情報はないので、過去の記録を頼りに、グーグルマップやストリートビューで目星をつけた場所を探す。
第一のポイント。車を降りるとすぐさま小型のサナエトンボ。
富山のヒラサナエ_e0167571_22171724.jpg
あまりにあっけない出会いか、と思いきや撮った個体は皆ダビドサナエ(泣)。
翌日も諦めきれずに再訪。しかしどうせダビドだろう、という先入観から熱が入らず、適当に撮って転戦した。
しかし夜カメラの液晶で拡大してみると、どうも胸部の2本の黒条の一つ目が途中で途切れているものが混ざっていた。
富山のヒラサナエ_e0167571_22174390.jpg
ダビドでもそのようになる個体もあるし、羽化直で斑紋も薄いのでこれだけでヒラサナエとは言い難い。オスの尾部付属器の決定的な写真が欲しい。そこで家族に無理を言って最終日の午前中に三度目の再訪の許可を得る。息子には夜予定があるとのことで、渋滞も考慮すると約1時間がリミット。何とかヒラサナエと断定できる写真が撮れた。
富山のヒラサナエ_e0167571_2218866.jpg
富山のヒラサナエ_e0167571_22182042.jpg
富山のヒラサナエ_e0167571_22183020.jpg

ここではダビドとモイワが2:1くらいの割合で混棲していた。どちらも羽化の最盛期の様で成熟個体は見られなかった。
富山のヒラサナエ_e0167571_22213949.jpg
赤丸の草むらを歩くと未熟な個体が次々と飛び立った。驚くと一気に高い梢に消えてしまうのでそれほどチャンスはなかった。ヒラサナエは多分青丸の湿地状になった小さな流れで発生していると思われた。狭いポイントなので今後が心配ではあるが、来年以降機会があれば違ったシーンを撮りに行きたい。
帰りの渋滞は思ったほどひどくなくて、三人で交代で運転して帰った。
Top▲ | by dragonbutter | 2019-05-08 22:23 | チョウとトンボ | Comments(4)
Commented by banyan10 at 2019-05-09 18:43
ヒラサナエがどれだけ貴重なのか分かっていませんが、良かったですね。
サナエは難しいですね。
僕はモイワも撮影できていませんが、撮影しても分からないかもしれません。(^^;
Commented by 浅間の煙 at 2019-05-10 08:21
ヒラサナエとヒロシマサナエという2種の亜種が存在するらしいとの情報は見た事があります。
ヒラサナエは石川県に生息するらしいけど、富山県の西部だとその可能性はあるんですね。
モイワと唯一違うのは大顎に黄色い紋が無い事とか?
こちらのモイワは早くて6月初旬からです。
Commented by dragonbutter at 2019-05-10 23:04
banyanさん、コメントありがとうございます。
確かにサナエの鑑別は難しいですね。
ここにいるかも、と思って見ていないと見逃してしまうと思います。
Commented by dragonbutter at 2019-05-10 23:06
浅間の煙さん、コメントありがとうございます。
富山西部には海抜の低い所に産地があるようです。
大顎の鑑別点は撮ってから知りました。
よくわかる写真を撮り損ねました。
そちらのモイワ、あと1月ほどでしょうか。
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