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蝶とトンボを中心に自然を写した記録
by dragonbutter
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蟻と共に -2-
標高を下げて今季2度目となるクロシジミのポイントへ。
オスの開翅が撮りたかったが、標高が低いし、時期的にきれいなオスは元々望み薄だった。
探し始めてすぐに最初のメスが飛び出した。
蟻と共に -2-_e0167571_2372844.jpg
しかしあとが続かず結局♀×2のみだった。
やはり出現末期と思われた。
密かに撮りたかったのが幼虫。時期的には孵化していてもおかしくない。ヨモギは大きく成長しており、前回産卵を撮影したあたりを探しても幼虫はおろか卵も見つからない。100株はチェックしたと思うが諦めムード。最後に今日メスが飛び出したあたりのヨモギをチェックしていたら卵のある株を見つけた。
蟻と共に -2-_e0167571_237583.jpg
すべて穴の空いた卵殻である(写真は隣のススキにあった卵殻)。どうせならみき♂さんに穴の開いてない卵をお見せしたかったな、でもひょっとしたら・・・などと思いながらその株をチェックしていると・・・。
何と小さな幼虫が育っていた。2齢か3齢だと思う。4匹かたまっているものも。
蟻と共に -2-_e0167571_2385121.jpg
小さなアリも写っている。
蟻と共に -2-_e0167571_239699.jpg
二人で喜んでバシバシ撮っていたら、近くでアリが幼虫を咥えて茎を下りているではないか。
蟻と共に -2-_e0167571_2392549.jpg
脇目もふらずに移動するので辛うじて何とか撮れたものは1カットのみ。
やったー、アリが幼虫を巣に運ぶところが撮れたぞ!
しかしちょっと待てよ。クロシジミを育てるのはクロオオアリではなかったか。これはずっと小さなアミメアリ(多分)(帰宅後判明)。アミメアリは定住巣を作らないという。だとするとこの幼虫の運命は?謎は深まるばかり。
可能性としては、①巣まで連れていかれるが、定住巣がないため早晩置いてきぼりを食らう。②途中で見捨てられる。③アリの餌となる。
いずれにしてもこの幼虫に幸せな未来はなさそうでかわいそうだ。
アミメアリに関しては面白い研究があり、ムラサキシジミの幼虫はアミメアリに蜜を与えることで、アリの脳内物質ドーパミンの働きを抑制し、ムラサキシジミの元に長くとどまり、しかもより攻撃的になって幼虫を天敵から防衛するのだという(Current Biology 25, 2260–2264, 2015)。
クロシジミの幼虫もクロオオアリに限らず、他の蟻の行動にも何らかの影響を与えているのかもしれない。
後日みき♂さんがもっと素敵な写真を載せられると思います。
蟻の同定が間違っていたら、またこんなシーンを見た方がおられましたらご教示ください。
Top▲ | by dragonbutter | 2019-08-23 23:14 | チョウ | Comments(4)
Commented by banyan10 at 2019-08-24 19:08
僕も幼虫はかなりの数を観察したことがあります。
いつかアリが運ぶところを撮影したいと思っていましたが、アミメアリなのは微妙でしょうか。
それでも貴重なシーンですね。
食べられてしまうような気がしますが、どうなのでしょうか。
Commented by dragonbutter at 2019-08-25 15:54
banyanさん、コメントありがとうございます。
なぜかクロオオアリは今回幼虫の周りにはほとんど見られませんでした。
餌として運んでいたのでしょうかね。
Commented by mikiosu at 2019-08-26 07:04
こんにちは。
クロシジミの幼虫を見つけてくださってありがとうございます。
アミメアリの写真もお見事です。自分のはほとんど撮れていませんでした(涙)。
幼虫写真もいいのは1枚だけです。また今度クロオオアリと一緒のところを見てみたいです。
アリと蝶の共生関係についてはまだこれから解明されていく部分もあるかもしれませんね。
いずれにしても興味深いものが見られて良かったです。
Commented by dragonbutter at 2019-08-26 23:13
mikiosuさん、この日はお世話になりました。
banyanさんの過去記事等を見ますと、幼虫がクロオオアリと一緒に写っているとクロオオアリが巨大に見えます。
アミメアリだとほとんど同じ大きさですね。
いずれそんなシーンが撮れるといいですね。
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