もう春も間近というのにフユシャク探しから脱皮できず困ったもんです(笑)。

21日の日曜日は日中暖かかったものの、午後から北風が吹いて寒くなった。近場の公園では風が強かったためか収穫は少なかった。擬木柵に産卵中のメスを見つけた。クロテンフユシャクかなと思うけど、フユシャク亜科のメスはとても似ており鑑別は僕には難しい。この仲間は卵を産みながら自分の毛を貼り付けていく。

上の写真の撮影時間が15:32。それから約一時間後には卵塊がこのように成長した。

それにしてもよくもこんなに毛があったものだと思う。羽化した幼虫のどれ程が食樹に辿り着けるのだろうか。

オスの撮影ポイントのひとつがトイレ。特にここのトイレの壁にはよくオスが止まっているのだ。もちろん男子トイレだけど、それでも気を遣う。通報されないよう、誰もいなくなった時に素早く撮影(笑)。これはフユシャクではない。冬に観察できる蛾にはフユシャクの他にキリガという仲間がいる。これはスモモキリガ。

頭部のモフモフが可愛い。

亜外縁線上にある２個の黒点が特徴。早春の蛾なのでスプリング・エフェメラルといえなくもない。