先週末の写真から。

朝は河川中流域でトンボの観察。今年はトンボの羽化観察が不調で、この日もコオニヤンマ1♂のみだった。

開裂までは、近くにとまったアオサナエを撮って時間をつぶした。

コオニの羽化は何度か見ているので、翅が伸びるのを待たず渓流に移動した。

流れに沿う林道を進んでいくとサナエの交尾態が飛んできた。近づくと3連結だった。

いばらの茂みの中で、とげが手足にチクチク刺さる。3頭すべてにフォーカスできる位置に回り込もうとしている間に飛ばれた。飛んだ先では茂みに潜り込んで撮りようがない。何とかならないかといばらをかき分けていたらまた飛ばれた。大分遠かったが、今度はタケニグサの葉上なので撮れそう。ゆっくり慎重に近づくと先頭のオスは飛び去ったらしく、普通の交尾態になっていた。

最初の3連結は、交尾態のオスに別のオスが連結したもので、AB型と呼ばれる比較的よく観察される型。さて何サナエかだけど、、、

モニターを見た段階ではヒメクロ-クロ-ヒメクロの異種間の連結、交尾かと思いほくそ笑んだが、帰宅後PCで確認すると、結局すべてダビドサナエのようだ。ダビドの胸部側面の斑紋は個体差があって難しい。

渓流ではミスジチョウが多かった。

ミスジはとまるとすぐ開翅してしまうので、裏面をしっかり撮れたのはもしかして初めて（汗）？チョコレート色がきれいだった。イチモンジチョウが鳥の糞で吸汁。

そこにダイミョウセセリもやって来た。

時々ダイミョウは追い払われる。

渓流のナルコスゲ（？）にコジャノメが産卵していた。

川床は苔で滑りやすく迂闊に近づけないためこんな写真しかない（泣）。葉のかなり先の部分に1卵だけ産み付けられていた。

林道には工事が入り、斜面が一部伐採され、刻々と様子が変わりつつある。杉が切り倒され、花粉量の少ない品種の杉が植林されつつあるようだ。