十勝遠征の目標の一つは２年前悪天候で見られなかったトンボ、カラフトイトトンボとキバネモリトンボのリベンジ。先ずは両方いるという池へ。前回は曇りのち雨で、キバネモリの羽化殻と羽化途中で力尽きた悲しいシーンが撮れただけ。

池の周りを歩き始めると、撮ってくださいと言わんばかりのオスの羽化が見つかる。

翅の基部の黄色斑は目立たないが、尾部上付属器の形と羽化殻の背棘からタカネトンボではない。

発見が7:14、飛び立ちが7:49だった。発生初期のようで、他の羽化個体と羽化殻は見つからなかった。

周辺の草むらではエゾイトトンボが見つかるが、カラフトイトはいない。

あまり粘って時間を無駄にしたくないので第二のポイントへ。

そこでは4人ほどの蝶採集者に会う。今まで天候に恵まれず、今年の成果はさっぱりとのこと。

2年前のポイントを見つけるのにちょっと時間がかかったが、まず単独のオスを発見。

メスがなかなか現れないので蝶を撮りながら時間をつぶす。12時前になってやっと連結ペアがやって来た。

その後産卵に移行。

ウェーダーを持って来なかったので理想の角度で撮ることはできなかったが、2年ぶりの念願がかなった。前回情報をいただいたKさんに感謝します。

最後にニペソツ山とウペペサンケ山。

ニペソツ登山はいろいろあって二度敗退。社会人になってから念願がかない登頂できたが、下山後に台風に直撃され怖い目にあった。まだ国鉄士幌線が通っていた頃の懐かしい時代のお話。