過去に国内で２度しか観察記録がなかったところ、昨年秋に西表島で豊産して大フィーバーになったというルリモンジャノメ。その後の様子です。

これが目当てで遠征したわけではなく、よっぽど運が良ければ見られるかもしれない、という程度の認識だったのだが、、、特に注意深く探したわけではないけれど、島内４か所で目撃した。お互い2km以上離れているので、かなり広範囲で発生が続いているようだ。

ジャノメとはいえ蛇の目の紋がない。翅表はルリマダラ類に擬態しているとか。大きさは大分違うけど。これほど日本離れした蝶はいないと思う。ヤシの葉で見つけた個体はフレンドリーで、何度飛んでもこの株に戻ってきては低い位置にとまってくれた。これは翅表の斑紋と翅型からオスだと思う。

これは島の反対側で撮ったもの。

右側が羽化不全のため翅表が少しだけ見えている。島内どこでも見かけるヤシ類が食樹なので、発生は当分続く可能性がある。そのほかの成果はゆっくりと取り上げたい。職場の夏休みをもう使い切ってしまった！