本当はトンボの成果を期待して遠征した西表であるが、こちらはいまいちだった。

普通種のヒメホソサナエであるが、発生時期に行ったことがなかったため初撮影。

別個体を背面から撮ったもの。

翅胸前面の黄条が並行して走るのが特徴。だたこの個体は羽化不全？があって残念。

コフキショウジョウトンボはもうカメラを向けることもないが、交尾と産卵を見かけたので真面目に撮ってみた。

木立に囲まれた薄暗い沼地を見つけた。生き物好きでなければ長居したくないちょっと気味悪い沼。長靴で水辺に近づくにも初めは勇気がいる（サキシマハブが頭をよぎるので）。しかしここがトンボにとっては快適な水域のようだった。

一番多かったのはホソアカトンボ。

見たいトンボの一つだったが、こんな暗いところで出会うとは思っていなかった。次に多かったのがオオハラビロトンボ。

色はホソアカトンボに似るがずっとがっしりしている。

極たまにアオビタイトンボも見かける。

リュウキュウカトリヤンマが産卵に来が、残念ながらピンボケしか撮れず没。

西表のトンボはこの程度の成果で終わった。もう少し早い時期の方が種類も多いのかもしれない。

帰りに石垣島で飛行機まで数時間あったので、平地の止水域に行った。ヒメハネビロトンボが多かったが全然とまってくれなかった。

これに混じってオオキイロトンボも飛んでいた。

一番多かったのはオキナワチョウトンボ（ベッコウチョウトンボ）。

何とかとまったところが撮れた。

翅の模様は個体差が大きいが、メスは前翅の先端が透明なのでわかる。

タイワンウチワヤンマがきれいな蓮の花にとまった。

おまけはキンバトのオス。

西表の暗い遊歩道脇で餌を探していた。意外と人を恐れなかった。