再びムシャクロツバメシジミのポイントに行った。

目的は前回撮れなかった開翅、交尾、幼虫、蛹。このうち2つを達成できた。

前回と比べ数は少し減っており、新鮮個体も少なかった。前回から季節が進み、さわやかな秋晴れで、半開翅まではしてくれた。しかし本種のように黒一色の蝶は少しの擦れでも目立ってしまい、漆黒の翅表とはいかなかった。

幼虫はツルマンネングサの食痕を手掛かりに探すがかなり手強かった。長いこと探して、何とか１個体だけ見つけることができた。興味深いことに頭側のほぼ半身を葉肉の中に突っ込んでいた。

薄い皮を隔てて突っ込んでいるので半身も透けて見える。迷惑だったかもしれないが、引っ張り出して全身を写させていただいた。

拡大すると伸縮突起、蜜腺、気門がわかる。

この幼虫はアリを随伴していなかった。

今年はこれで終了。残る２つ（交尾、蛹）は来年への宿題。まだいればだけどね。